【忙しすぎる高校生へ】今は忙しくてもいいんじゃない?でも自分の頭でどうしたいか考え続けてください

自分の頭で考える

こんにちは、桜井です。

昨日は高校2年生のとある生徒と話していて、こんなことを考えました。

高2ともなると、忙しくて色々時間がとれないようです。その生徒は部活、バイト、そして勉強という3つを抱えていて、その全てで一生懸命頑張っています。決してサボっているのが問題なのではなく、「頑張りすぎている」という状況です。

それら3つをやっていればいいわけでもなく、当然のように友人関係の悩みとかに頭を使う時間もあるわけですから、なかなかパンク寸前になってしまっています。

大切なのは生徒本人の気持ち

それで、だいたいの大人の意見としては、
「部活やバイトは大学に入ってもできるわけだから、今は勉強を頑張りなさい」
というのがメッセージになります。

と、ここで一番大切なことを考えなければなりません。つまり、「その生徒にとって、何が一番幸せか」ということです。もうちょっと言い換えるならば、「何を『選択』すれば一番後悔しないか」ということじゃないでしょうか。

確かに良い大学に入っておけば、後々楽が出来る事でしょう。部活としてやっていることも働くことも、大学に入ってからのほうが幅が広がり、また時給が上がったりして効率的と言うことができます。

でも大切なのは生徒本人の気持ち、です。

スラムダンクの主人公・桜木花道も、「オヤジの全盛期はいつだ?全日本の時か?  オレは…オレは今なんだよ!」と言っています。その判断が合っているか間違っているかは関係ありません。本人にとってどうなのか。

これを本人に聞いても、まあなかなか難しい問題ではあります。

私が後悔のない選択をできた理由

ここからは私自身のお話です。

実は私も高1の終わりのとき、部活・バンド・バイト・勉強の4つを抱え、忙しい日々を過ごしていました。

部活は中学からやっているソフトテニスであり非常に楽しいものでした。体を動かすことはストレス解消になります。また、その時の将来の夢がミュージシャンでしたから、バンド(楽器はベース)も外せません。その活動費を稼ぐためにも、バイトも必須。でもテスト前になると、慌てて勉強して日頃の怠惰をカバー…こんな生活でした。

時間がなさ過ぎましたので、高2のはじめに部活を辞めました。それでバイトとバンド(勉強はまあ置いといて)に集中する生活がはじまりましたが、だからといってプロのミュージシャンになれるわけではありませんね?結局力の限界を感じて諦めて、秋には受験勉強を始めました。代わりに部活を再開しています。

私の場合、バンドを選ぶという選択は、合っていたかどうかはわかりません。結局、ものにはなっていませんでした。しかし、きちんと「音楽はあきらめて大学に行こう」という選択を、後悔なく選ぶことができたのです。

おかげさまで大学受験勉強はかなり身が入りました。

後悔しないためには「自分の頭で考えること」

話を元に戻します。

色々と抱え込んでしまっている子どもたちは多いです。あれもこれもやりたい!という気持ち自体は、好奇心の表れですから大変良いことです。しかしながら、その分野で成果を出すためには、やはり絞らなくてはなりません。まあ、放っておいてもそのうち絞ることになるのでしょうが、それが自分の意志で、納得できる形でできると良いと思うんですね。

大学受験勉強に関して言えば、もちろんスタートが早いに越したことはありません。でも、やると決めたその時から、本気で頑張るのであればだいたいの目標には間に合います。親に言われてうだうだ言いながら「早いスタート」を切るよりは、自分の意志で「遅いスタート」を切ったほうがいいんだと思います。

ただし、後悔しないためには「自分の頭で考えること」が必要ですよ。

私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。

一般的な学習塾では、予め決まったカリキュラムに生徒を適応させることが重視されています。

私たちにとってもカリキュラムは大切なものですが、勉強を通じて生徒自身が「どう勉強したいか」考えて行動できるようになることが、勉強を楽しむことに繋がり、長期的な学力の向上に貢献すると考えています。

「勉強する力をつけたい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。

この記事を書いた人

桜井 啓太

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