【問題傾向と難易度】2017年神奈川県公立高校入試の出題傾向と難易度

神奈川県公立入試2017

こんにちは、坂本です。
2月15日に神奈川県立高等学校入試選抜試験が実施されました。
先ほどある生徒が問題を持って自己採点の結果を伝えに来てくれまして、数学で過去最高得点をたたき出したと嬉しそうに伝えてくれました。嬉しい報告です。
私たちも問題を一通り見ましたので、各科目の傾向と難易度をお伝えします。

国語

問1は例年通り漢字8問、文法、俳句・短歌の読み取り(今年は俳句)から出題されました。漢字の書きの問題が選択式になり同じ漢字が使われている熟語を選ぶ形式に変更になりました。

問2は古文で「北越雪譜」からの出題でした。例年通り4問全てが傍線部の意味を問う問題で知識や文法ではなく内容理解が求められています。

問3は小説で木内昇「よこまち余話」からの出題でした。小問数は6問で記述問題がなくなりました。問3で全く記述問題が出題されないのは平成25以来です。

問4は説明的文章で内山節「反市場経済」からの出題です。小問数は7問で50字程度の記述問題が出題されました。空欄に入る接続詞を選ぶ問題がなくなり全ての問題が内容理解に関する問題でした。

問5は例年通り、資料と会話文を読み取って要約をする問題です。要約の字数が例年より5~10字ほど少なくなりました。

記述問題が減ったこと、漢字が選択式になったことでやや易化しています。全体的に内容理解の力が問われており、抽象的な文章を自分の言葉で言い換える練習など通じて選択肢がなくても正解をつくる力を高めると良いでしょう。
(坂本)

数学

大問数は7題と変わりませんでしたが、例年問5で出題されていた連立方程式の文章題がなくなり、例年問4だった確率が問5に、問3だった関数のが問4にそれぞれ変更されました。
問2は基本的な計算や図形の4題のみになり、問3では例年大問2で出題されていたもののうち、関数・統計・代入といった純粋な計算ではないものが出題されました。
問6は立体図形、問7が相似の証明というのは例年と変わりません。
また、今年からマークシートが導入され問3~7は4~6択の選択問題となりました。

全体として問題数が減り、解きやすい問題が増えたためやや易化しています。
(坂本)

英語

全体的には、難易度にも問題形式にも大きな変更はありませんでした。英作文問題が1問減っていましたが(問6)、関係代名詞や間接疑問文など3年生の完成形的な問題も多く見られ、3年生までの蓄積がまんべんなく、総合的に問われる問題でした。

大きく分けると問2〜問6が文法問題、問7以降が長文問題という構成になっています。
問5, 6は自分で英作文をする高度な問題です。

繰り返しになりますが、難易度的にも大きく難しくなったり簡単になったりということはなく、また問題構成についてもほとんど同じ型が踏襲されていました。前年度までのものを解いて来ている受験生の間では大きな差はつかなかったでしょう。英語の総合的な学力に加え、記号の書き間違いがないかということや時間配分といった、試験における基礎的な能力が問われたと言ってもいいかもしれません。
(片岡)

理科

問題構成は例年と変わらず大問8問構成で、物理・化学・生物・地学の各分野から2題ずつ出題されました。
問1〜4は各分野とも1題ずつ基本的な知識・理解を問う問題が出題された。
基本的な問題とはいえ全体的に暗記だけでは対応できない問題が多くきちんとした理解が求められています。

問5〜8は各分野から実験や観察を軸にした出題がされました。
実験に対する理解だけでなく読解力も求めらているのは例年と変わりありませんが、比較的問題がシンプルで考えやすい問題が増えました。

ここ数年理科は難しい傾向にありましたが、今年はやや易化しています。

理科は各分野から満遍なく出題されますが、数学のように「これが出る」とはっきり分かっているものは少なく、得意不得意を作ってしまうと本番での得点を予想しづらい科目です。
定期テストレベルの問題を満遍なく理解することが大切ですが、その中でも化学分野の数量変化の理解が出来ていると得点が安定しやすいでしょう。
(坂本)

社会

地理

大問1の正距方位図法とメルカトル図法がともに出題されました。設問は方位、時差、気候などスタンダードな出題です。日本の領域に関する問題も出題されました。

大問2は日本地理で、統計情報の読み取り、地形図の読み取りなどが出題されました。統計情報の読み取りは選択問題で記述問題は出題されませんでした。

歴史

大問3は原始〜近世までの範囲から地図や写真、文章等の資料かをもとに基本的な知識を問う問題が出題されました。外交や文化に関する問題が中心で政治史がほとんど出題されませんでした。

大問4は近代以降の範囲から年表をもとに基本的な知識を問う問題が出題されました。外交、政治、経済とバランス良く出題されています。統計と新聞記事を元に記述問題が出題されました。出来事のおこった順序の並べ替え問題は出題されていません。

公民

大問5は前半は政治用語に関する基本的な用語の理解を問う問題が出題されました。後半は社会保障がテーマで、国際比較のグラフの読み取りなどが出題されました。

大問6は前半は国際社会に関する基本的な用語の理解を問う問題が出題されました。後半は雇用をテーマに各種資料を読み取る記述問題が出題されました。
(坂本)

総評

全体的に平年並みから易化傾向にありました。合格ラインは例年より上がるでしょう。
どの科目もバランス良く勉強し、確固たる基礎力をつけた上で、他県を含む過去問演習に取り組むことが効果的です。

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