神奈川県で公立高校受験をするなら絶対に押さえておきたいポイント

生まれて初めて受験するあなたへ。

神奈川県の公立中学校に通う人であれば多くの人が公立高校受験をすることになり、
その内ほとんどの人が初めての受験になるのではないでしょうか。

受験を控えた中学生にとっては、
漠然とした不安や焦りがあるもののいったい何をしたらよいのかわからないし、
やる気もイマイチ起きない。
保護者の方にとってはそんな姿が危機感の欠けたのんびりした様子に感じられ、
イライラがたまっていく。
そういうことが非常によく起こっているように感じられます。

このページを見ているのが、受験を意識し始めた中学生であれ保護者であれ、
まずは高校入試がどうしくみなのか知っておかなくては、
何をすべきかはわからないでしょう。

そこで、このページでは『神奈川県立高校選抜試験』の基礎知識について書いていきたいと思います。

神奈川県立高校選抜試験の基礎知識

どんな試験があるのか?

全ての受験生が①国語、数学、理科 社会、外国語の学力検査
②面接試験を受験します。

また、志望する高校によっては➂特色検査が実施されます。

学力検査
国語、数学、理科 社会、外国語の学力検査です。記述方式で文章を書かせる問題も毎年出題されています。
各科目ともに配点は100点で試験時間は50分です。
学校によっては特定の科目の得点に重点化(最大2倍)をかけることがあります。
面接
神奈川県公立高校入試では平成26年度から全ての受験生に面接試験が行われるようになりました。
形式は面接官2人の個人面接で時間は10分程度です。

内申点とは?

学力検査と面接の他に合否に直接関わるのが内申点です。内申点は以下のようにして算出されます。

内申点の算出方法
内申点 = 二年次の5段階の成績(最大45)+ 三年次の5段階の成績 × 2

試験はいつ行われるのか?

神奈川県のホームページ
によると以下の日程になります。

学力検査等の期日
平成28年2月16日(火)
面接及び特色検査の期日
平成28年2月16日(火)、17日(水)及び18日(木)

出願はいつ、どうやってするの?

入学願書を志願先の高校へ直接提出します。郵送による出願はできません。
入学検定料として2,200円がかかります。

出願期間
平成28年1月28日(木)-2月1日(月)
志願変更期間
平成28年2月4日(木)-8日(月)

どの学校でも受験できるの?

神奈川県内に住んでいる中学3年生であれば、全ての神奈川県立高校および横浜市立高校の中から一校だけ受験することができます。

倍率はどれくらい?

学校によって異なりますが8割以上の高校で志願時倍率が1.5倍以内に収まります。
平成27年度の入試で倍率が1.5倍を超えるたは偏差値60以上の高校がほとんどで、最も倍率が高くなったのは横浜翠嵐高校で2.09倍になりました。

平成27年度神奈川県公立高校入試の倍率の一部

高校名 出願倍率 実質倍率
横浜翠嵐 2.09 1.55
神奈川総合(個性化) 1.71 1.52
港北 1.11 1.18
岸根 1.46 1.31
城郷 1.16 1.18
新羽 1.29 1.21

合否はどうやって決まるのか?

第一次選考と第二次選考の二つの選考方法があります。

第一次選考
内申点、学力検査、面接の3つの合計値を算出し上位から合格者を決定します。
学校によって3つの配点が異なり、学力検査の点数を重視する高校もあれば、内申点を重視する高校もあるようです。
この方法で募集人数の90パーセントの合格者が決まります。
第二次選考
第一次選考で合格者にならなかった人の中から、学力検査と面接の2つの合計値で合格者を決定します。
この方法で募集人数の10パーセントの合格者が決まります。

近年の学力試験の傾向は?

学力検査は難化している

一言でいうと難化しています。
平成26年度に大幅に下がった平均点が、平成27年度でもさらに微減しており今後現在の難易度が標準になっていくことが予測されます。

学力検査の平均点の3年推移

英語 国語 数学 理科 社会 5教科
平成27年 51.8点 64.4点 52.6点 37.4点 50.2点 256.4点
平成26年 59.6点 60.8点 51.7点 38.6点 49.5点 260.2点
平成25年 54.8点 67.8点 65.5点 66.4点 51.1点 305.6点

神奈川県の入試問題を解いてみた

面接では差がつきにくい

受験生にとっては練習する機会が少なく、試験のような明確な採点もないため不安視されがちな面接試験ですが、面接による得点差は大きくありません。

面接試験の結果によると、学校ごとに基準となる点数が大きく異なるが学校内での差はほとんどないということがわかりました。

また、以下の面接評価の観点を見てみると、内容はありきたりで受ける質問も予想できるものばかりです。
事前の面接シートをきちんと書き、直前に基本的なコミュニケーションを練習しておけば問題ありません。

面接評価の観点

  • 高校での教科・科目等に対する学習意欲
  • 高校での教科・科目等以外の活動に対する意欲
  • 学校・学科等の特色理解
  • 将来の展望
  • 面接の態度

神奈川県公立高校入試の面接試験の流れとポイント

受験までにすべきこと

受験までにすべきことは大きく分けて下記の5つあります。順を追って説明します。

①内申点対策

受験を意識した勉強を始める時期にもよりますが、まず最初にすることとは内申点対策です。
内申点は一度確定してしまうと、その後どれだけ頑張ったとしても変えることができません。
高校によって目安の内申点がわかっており、もし内申点が足りない場合はハンデを背負った状態で学力試験を受けることになります。

また、第二次選考での合格を目指すならば内申点は合否に関係ありませんが、
第二次選考の枠が募集定員の10%に過ぎないことから考えると、
早いうちから内申点を無視するのは得策ではありません。

内申点を左右する二大要素は定期テストと提出物です。
定期テストは真面目に授業を受け、テスト前に時間をとって勉強すればある程度簡単に伸ばすことができます。
学校から渡される対策プリントや、兄弟や塾で入手する過去問演習が有効です。

一方提出物は期限までに提出しない、レポートや感想はできるだけラクに済ませる、という習慣がついているとそれを変えるのは非常に難しいです。
できるだけ早い段階から「提出物は出す」という習慣を当たり前にしておきたいところです。

②基礎/苦手単元の復習

これまで勉強をしていなかった人が勉強を始めると、小テストや定期テストの点数はすぐに上がるケースが多いです。
しかしいったん上がるとその後は伸び悩んだり、模試だと得点できないことがしばしばあります。

そのようなケースは(特に国語、数学、英語)基礎の理解がおろそかになっていて、
おもに小学校高学年から中学校一年生にかけての語彙、計算のルール、文法のルールや単語が抜けていまっています。
だから定期テストでは試験範囲を勉強することでそこそこの点をとれていても、模試での得点が伸び悩むのです。

特に中学一年生の数学、英語はなんとなく正解できるのではなくてどうしてそういうことになるのか他人に説明できるようになることを目指してください。

③模試を受ける

受験勉強を始めたら、自分の実力がどれくらいかを知るために模試を受けましょう。
志望校が決まっていれば、現時点での自分の学力と合格するために必要な学力のギャップがわかります。
そのギャップに直面することで、やるべきことがわかります。

④過去問を中心とする問題演習

それまでの勉強で基礎や苦手を復習できたら、入試を意識した問題演習に入ります。
学力検査には毎年変わらないフォーマットがあります。
内申点が確定する3年生の秋から冬にかけて過去問や模試の過去問、入試形式の問題集に取り組みます。

出題形式に慣れ、頻出問題を反復練習することで本番まで力を高めていきます。
少なくとも過去5年分の過去問を2回どおりは解いておきましょう。

⑤志望校決定

出願をするのが1月なので、最終的にはそれまで志望校をどこにするか決めればよいということになります。

しかし、長い受験をより充実したものにしたいのであれば中3の夏休みが終わるまでには志望校を決めておくべきです。
中3の夏休みは多くの人が基礎や苦手の復習をする段階ですので志望校が決まっているかどうかは勉強内容に与える影響が少ないですし、
夏休み中に気になる高校を訪問したりという活動をすることで志望校について考える機会を得やすいからです。

また、夏休み中という比較的長い期間にまとまった勉強をすることで「自分は頑張った結果これだけ成果が残せるんだ」という実感をもって志望校を考えることができます。

もちろんもっと早く志望校が決まっていてもよいですし、少々遅くなったとしても気にしすぎることはありません。

「志望校が決まっていないから、やる気が出ないのでは?(志望校が決まればやる気が出るはずだ!)」という意見をよく聞きますが、
無理やり志望校を決めさせようとしてうまくいくくケースはほとんどありません。

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