塾の種類や特徴【指導形式・目的別まとめ】

ひとくちに塾といってもたくさんの種類があります。
この記事では学習塾の種類や特徴についてまとめました。塾選びの参考にしていただけると幸いです。

塾の種類の分類方法として指導スタイル別、目的別、規模別の3つがあります。
ひとつずつ見ていきましょう。

指導スタイルによる分類

一緒に勉強する男子生徒と女子生徒
集団指導塾、個別指導塾、自立型学習塾、映像授業塾の4つにわけることができます。

集団指導塾とは

5~50人ほどの生徒に講義型の授業をする塾です。学校の授業と似たイメージですね。予め計画された年間カリキュラムに沿って授業を行います。

授業内容、授業時間が決まっているため生徒はそれに合わせる必要がありますが、ついていくことができれば一定の成果をあげやすいです。授業料は比較的安い傾向にあります。

  • 予め決まったカリキュラム
  • 周りに自分と同じ立場の生徒が多い
  • 講師は社会人が多い
  • 授業料は比較的安い傾向にある

個別指導塾とは

集団塾がたくさんの生徒に同じ授業を行うのに対し、個別指導塾は生徒ごとに異なる指導を行います。「個別」という名前がついていても必ずしもマンツーマンというわけではありません。

個別指導塾についての解説記事はこちら
個別指導塾とは?どんな人が向いているのか解説

講師1人につき同時に生徒2人もしくは1人というタイプが多いですが、同時に3人以上に授業を行う場合もあります。授業料は比較的高い傾向にあります。

  • 生徒ごとに異なる指導
  • 講師1人につき生徒1~2人が標準
  • 講師は大学生が多い
  • 授業料は比較的高い傾向にある

自習型学習塾とは

自立型学習塾、巡回型学習塾といわれるあこともります。プリント・問題集・映像教材等を用いて問題を解き、わからないところを講師に質問するというスタイルです。教室によって学習内容や学習時間についてどれくらい管理を行うかが異なります。

  • 基本的に自分で問題を解く
  • わからないところを講師に質問
  • 授業料は比較的安い傾向にある

映像授業塾とは

予め録画された映像授業を受けるタイプの塾です。受講時間の融通がきくこと、授業の再生スピード調整やリピートができるという特徴があります。映像授業だけでなく、進度管理や目標サポートなども受けられる場合もあります。

  • 受講時間の融通がきく
  • 受講ペースをコントロールできる
  • 授業の再生スピード調整やリピートができる
  • 授業料はサービス内容によってそれぞれ

目的や内容による分類

授業を受けながらノートを取る女子生徒
進学塾(予備校)、補習塾、総合塾、専門塾の3つにわけることができます。

進学塾とは

中学受験・高校受験・大学受験に合格することを目的とする塾です。集団塾の場合は学力別、志望校別のクラスに分かれにことが多く、学校の授業とは異なるカリキュラムが組まれています。

中には公立TOP校、医学部進学、MARCH進学などターゲットを絞っている塾もあります。

  • 受験合格が目的
  • 学校の進度とは異なるカリキュラム
  • 学力や志望校別のクラス
  • 特定の進学先を専門とする場合も

予備校と塾の違い

予備校も大学受験塾と同じく進学を目的しています。その違いはの一つは対象が高校生〜浪人生に絞られていること、もう一つは多くの講師が授業専門の個人事業主だということです。そのためか予備校講師の授業は学習内容面でのわかりやすさだけでなくエンターテイメントとしての質が高くなる傾向にあります。

補習塾とは

学校の成績向上を目的とする塾です。学校の授業の予復習や、定期テストの対策を行います。必要に応じて学年を遡って復習を行う場合もあります。中でも学校の進度に大きく遅れていたり、不登校の生徒を対象とした塾のことを救済塾という場合があるようです。

  • 学校の成績向上を目的
  • 学校の進度に合わせる
  • 遡って復習することも可能

総合塾とは

集団塾で進学クラスと補習クラスをもっている場合や、個別指導で受験と学校の予復習を両方指導できる塾を総合塾といいます。学校のテスト対策や内申点フォローから進路相談まで総合的なフォローを行います。

  • 進学クラスと補習クラスを併設
  • 学校の予復習から受験対策まで
  • 内申点フォローから進路相談まで総合的なフォロー

専門塾とは

国語専門、数学専門、英語専門のように特定の科目に特化した指導を行う塾です。塾長を中心とした小規模で運営されていることが多く、指導形態も小クラスもしくは個別指導です。授業料は高めに設定されていることが多いです。

  • 特定の科目に特化した指導
  • 小規模であることが多い
  • 授業料は高いことが多い

規模による分類

規模によって大手・中堅塾と個人・小規模塾に分けます。

大手・中堅塾

大手・中堅塾はともに、全国もしくは特定の地方に多数の教室を展開している塾です。
大手・中堅の集団塾はノウハウとデータの蓄積があるためカリキュラムや指導方法が確立されており合格実績も豊富です。複数のコースがあり、難関進学を目指すトップのクラスであれば、その塾のトップ講師が担当し、レベルの高い問題に取り組むことができます。

大手の個別指導塾でもノウハウの蓄積がありますが、フランチャイズ(教育業界未経験者も多い)で経営していることが多いため、それらが活用されているかどうかは教室次第といえます。合格実績も同様です。

授業料は中程度〜やや高いところが多いようです。また、教室責任者は営業担当者としての立場でもあることが多いため、たくさんの授業(場合によっては必要性が薄いものまで)を勧めてくる可能性もあるため、必要な授業を見極めに必要があります。

  • ノウハウとデータの蓄積がある
  • 大手の個別指導塾はフランチャイジーまたは教室長次第
  • 必要な授業を見極めに必要がある

個人塾・小規模塾

個人・小規模塾は個人や小さい法人で運営している塾です。教育業界での指導経験を持つ人が運営しているケースが多いです。教室はひとつだけの場合と地域に複数の教室を持つ場合とあります。

近隣の小学生や中学生が集まって定期テスト対策や公立高校受験に強みを持つ地元密着型タイプと、もう少し広い商圏を持ち専門性を持っていたり特色のある授業をしているタイプに分かれます。

規模が小さいため合格実績は大手ほど多くありません。そのため自分の目的にあった塾であるかどうかをしっかり検討する必要があります。
授業料は安い塾から高い塾まで様々ですが、商売っ気が少ないことが多く、必要性の薄い授業を勧められる心配はないでしょう。

  • 地元密着型タイプとそうでないタイプがある
  • 自分の目的にあった塾であるかどうかをしっかり検討する
  • 安い塾から高い塾まで様々だが商売っ気は少ないことが多い

まとめ

今回の記事では学習塾の種類を指導スタイル、目的、規模の3つの観点で分類し、特徴をみていきました。

実際に塾を選ぶ際にはこれらの情報に加えて、どれくらい費用がかかるかや、塾の雰囲気との相性なども考慮する必要があります。

参考:塾の平均費用はどれくらい?【学年・塾の種類別まとめ】
参考:中学生の塾の費用【公立と私立で比較/13の塾を比較】
参考:塾選びの決め手は?7つのポイントを紹介

多くの塾では教室見学や体験授業を無料で行っていますので、気になる塾の雰囲気を実際に感じてから入塾するかどうかの判断をすることをおすすめします。

この記事を書いた人

坂本 諒

ティーシャル代表。数学、物理、化学などを担当。

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