リードα物理基礎・物理の特徴と使い方
リードα物基・物理とは
リードα物理基礎・物理は基礎固めに適している問題集です。学校用教材のため、市販では中古で購入するしかありません。
基本レベルの問題が網羅的に収録されており、難関私立大学や国公立大学レベルの問題集を解き始める前に基礎を固めるのにおすすめです。
チャート式などで有名な数研出版から出版されています。
日常学習から受験準備までこの1冊でLead!
「物理基礎」と「物理」の内容を、分野ごと(力学・熱力学・波・電磁気・原子)にまとめて、効率よく学習できるように構成しました。
数研出版ホームページより
リードα物基・物理の特徴
リードα物基・物理の特徴をざっくりまとめると以下のようになります。
- 基本レベルの問題はこの1冊でばっちり!
- 問題数が多く、たくさん練習できる!
- ステップを踏みながら学習できる!
リードα物基・物理の基本情報
- 教材名
- リードα物理基礎・物理
- 出版社
- 数研出版
- サイズ
- A4判
- ページ数
- 問題集:296ページ・別冊解答:264ページ
- 価格
- 税込1045円(本体価格:950円)
- 販売
- 塾・学校用教材
リードα物基・物理の構成
問題集本体、別冊解答の2つに分かれています。
問題集本体
出題テーマごとに分かれた30章で構成されています。リードAで単元に関する要項がまとめられ、問題はリードB~Dの3レベルに分かれています。数年ごとに新しいバージョンに改訂されており、収録されている問題が入れ替わっています。
リードA(要項)
各単元の重要事項が簡潔にまとめられています。参考書のような役割は期待できず公式集として考えると良いでしょう。
リードB(基礎CHECK)
本格的な問題練習に入る前に、公式をきちんと使えるか確認するような問題が集められています。
リードC(基本例題,基本問題)
基本例題では、各単元の代表的な型の問題が取り上げられています。基本例題とリンクする問題番号も記載されています。
教科書の内容と対応したレベルの問題が集められています。大学入試で物理を使う人はこのレベルは最低限解けないと厳しいでしょう。
リードD(応用問題)
やや難易度の高い問題や、複合問題が集められています。
別冊解答
別冊解答は264ページありますが、問題集本体が296ページであることから考えると特別充実しているというわけではなく、解説もそれほど丁寧ではありません。
リードα物基・物理の難易度
数研出版のサイトでは「日常学習~受験準備に対応」とされています。
高校の定期テスト対策や受験準備の土台づくりに適しています。基本的な問題が多く収録されているので、共通テスト(センター試験)対策にも適していると思われます。
ただし、国立二次・私大対策として用いるには少し心もとないかと思います。上述した通り、基本的な問題を中心に収録されているので入試対策としては問題レベルが不足していると思います。逆に言えば、基本レベルの問題をマスターするにはうってつけなので、リードαで練習して土台づくりをしてから重要問題集などの問題集に取り組むことをおすすめします。
どんな人におすすめか?
高校の定期テスト対策をしたい人
既に述べた通り、問題の難易度から、高校の定期テスト対策をしたい人におすすめです。
重要問題集などの難易度が高めの問題集に歯が立たない人
重要問題集をはじめとする、入試対策用の問題集が難しいと感じた人に土台づくりをするためにおすすめです。
リードα物基・物理の使い方
リードαでは各単元ごとに、リードA(見開き2~3ページ程度)でその単元に関する説明がされています。リードAを読んでから問題演習に取り組むと、理解がしやすいのではないかと思います。
しかし、説明はかなりシンプルにされているので、単元の内容について理解がほとんどできていない人にとっては不十分でしょう。そういった場合は、教科書や詳しく解説されている参考書などである程度理解を深めてから取り組むべきだと思います。
リードα物基・物理で勉強するときの注意点
「教材の使い方」でも述べた通り、単元に関する説明がシンプルなので参考書などと併用する必要があるかもしれません。また、解説は特別丁寧とはいえません。
リードα物基・物理と併用したい参考書や問題集
- 漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本
- 物理のエッセンス
リードα物基・物理の代わりに使える問題集
- セミナー物理基礎+物理
- 物理基礎問題精講
リードα物基・物理の後に取り組むべき問題集
入試レベルの問題集で演習
リードαで基礎固めができたら、いよいよ入試レベルの問題集で演習です。具体的には重要問題集(数研出版)や名門の森(河合出版)などの問題集が挙げられます。
- 重要問題集
- 名門の森
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