教材・本の紹介

高校入試の最重要問題 理科の特徴と使い方

高校入試の最重要問題 理科とは

『高校入試の最重要問題 理科』は公立高校受験用の入試過去問題集です。

出題率が高い順に問題が載っているので、順番に解くだけで自然と重要なテーマの問題を解くことができます。また、テーマ別に構成されているため、問題を解きながら「今何の問題を解いているのか」を意識しやすくなっています。

公立高校入試の対策はもちろん、中学1・2年生であっても理科の基礎的な学習をした後の力試しとしておすすめです。

出題頻度順の配列と正答率表示で、もっとも効率のよい入試対策ができる過去問題集。「出る順に解く」「苦手な所から」「頻出問題だけ」「高正答率問題で基礎の完成」「低正答率の問題でレベルアップ!」…など、使い方はいろいろ。
学研出版サイトより

高校入試の最重要問題 理科の特徴

高校入試の最重要問題 理科の特徴をざっくりまとめると以下のようになります。

  • よく出る入試問題を出題率順に掲載
  • 出題テーマを意識しやすい構成
  • 別冊の解答・解説で考えるプロセスを学べる

高校入試の最重要問題 理科の基本情報

教材名
高校入試の最重要問題 理科
著者
学研教育出版(編)
出版社
学研プラス
サイズ
B5判
ページ数
問題集:196ページ・別冊付録:32ページ
価格
税込1320円(本体価格:1200円)
販売
市販教材

高校入試の最重要問題 理科の構成

全体の構成

物理分野・化学分野・生物分野・地学分野の4つの章に分かれています。また、巻末には模擬試験が2回分載っています。

各分野の構成

各分野の始めには見開き2ページの「弱点チェック」があり、基礎的な用語や計算の確認をすることができます。

各分野の問題は「仕事とエネルギー」「電流の性質」のような8~10のテーマに分かれています。テーマは出題頻度順に並んでおり、順番に解くだけで自然と重要なテーマの問題を解くことができます。

各テーマの構成

一つのテーマにつき3~5問程度の問題が載っています。問題は全て全国の公立高校入試からの選ばれています。
各テーマの始めには1ページ「最重要点の確認」という単元のまとめページが載っています。

模擬試験

各分野から出題される45分100点満点の模擬試験が2回分ついています。全体を解き終わった後に力試しとして取り組むのに最適です。問題の難易度は実際の入試よりは易しめにつくられています。

別冊解答

32ページの別冊解答が用意されています。考えるプロセスや正解の理由が漏れなく書かれており、復習しやすくなっています。

高校入試の最重要問題 理科の難易度

収録されている問題は公立高校入試問題の中でも定番と呼びべるものがほとんどです。問題集全体の難易度は入試対策の基礎~標準レベルです。

入試問題では一つの大問がいくつかの小問に分かれて出題され、その中で易しい問題と難しい問題が両方出題されることが多いです。この問題集は入試問題から問題を選んでいるため、正答率20%程度の難しいものや80%程度の易しい問題もそれなりの数がのっています。

どんな人におすすめか?

偏差値50~60の高校を志望している高校受験生

目安として偏差値50~60、本番の得点目標が50~80点ほどの人におすすめです。本番の目標がそれ以上の場合でも、最初の演習問題集としては程よい難易度です。

基礎を復習し終えた受験生

理科の基礎は一通り復習し終え、過去問演習に入る前に、入試問題の練習をしたいという人におすすめです。

狙いを定めて、得意分野を作りたい受験生

入試本番で目標得点を取るために、特定の単元の問題を練習したい人におすすめです。天体分野だけとか、化学実験の分野だけというような使い方も可能です。

入試問題を解いて力を試してみたい中学生2年生

習った単元の入試問題を解いて力を試してみたいという人にもおすすめです。入試問題の中でも比較的易しめの問題が選ばれており、問題数も多すぎないので、ある程度基礎ができていれば中学2年生の時点での日常学習のテキストとしても使えます。

ただし、どのテーマが何年生か明記されているわけではないので、自分でどの問題はできるか判断する力が必要です。

高校入試の最重要問題 理科の使い方

ステップ1.「この本の使い方」を読む

まずは、巻頭の「この本の使い方」を読んでみましょう。

ステップ2. どの分野から解くか決める

「物理」「化学」「生物」「地学」のうちどの分野を解くのか決めましょう。

理科全体の復習を終えたところでおあれば最初から順番に全ての分野を解けばいいですし、特定の分野を復習したところであれば該当分野もしくは特定のテーマ(例えば「地学分野の気象」)をターゲットにするのが良いかもしれません。

『高校入試の最重要問題 理科』は演習問題集なので、基礎ができていない分野を解いても効果が薄いので注意してください。

ステップ3. 問題を解く

決めた分野の問題を解きます。計算のための余白はほとんどないので、計算が必要な問題はノートや紙を用意しておきましょう。また、この問題集を解く段階では、時間制限は気にしなくて大丈夫です。

ステップ4. 丸付けをする

少なくとも一つのテーマを解いたらすぐに丸付けをしてください。間違えた問題にはチェックをしておきましょう。

ステップ5. 解説を読み、解き直す

間違えた問題や理解が曖昧な問題は解説を読みましょう。読んだらすぐに解き直します。

ステップ6. しばらくしたら間違えた問題を解き直す

一回解いてからしばらくしたら、間違えた問題を解き直します。全部正解できるまで繰り返します。

高校入試の最重要問題 理科で勉強するときの注意点

入試で高得点を取るためには足りない

『高校入試の最重要問題 理科』は重要な問題が載っており、効率よく勉強できるようになっていますが、入試で高得点を狙っている場合は問題量・難易度ともに足りません。

この問題集の後に、地元だけでなく全国の公立高校入試の問題を十分に練習するようにしてください。

基礎の練習問題ではない

問題は入試問題からの出題です。基礎的な語句や計算が身についていない場合は、先に基礎的な問題集をとくことをおすすめします。

高校入試の最重要問題 理科の後に取り組むべき問題集

  • 各都道府県の公立高校入試過去問

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この記事を書いた人

坂本 諒

ティーシャル代表。数学、物理、化学などを担当。

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