中学の英作文自習ノート~5文型中心復習英作文の特徴と使い方

中学の英作文自習ノートとは

『Enjoy Making Sentences 中学の英作文自習ノート』は、5文型を中心としたテーマ別英作文問題集です。第1文型から第5文型までの各文型ごとに100〜150問、和文英訳が用意されており非常に練習量が豊富です。

5文型以外にも接続詞と関係代名詞の章がそれぞれ設けられており、長い英作文を作るのが苦手という人に打ってつけの練習材料です。

語学・数学など多様な分野の教材を出版している、ベレ出版から出版されています。

日本語と英語のいちばん大きい違いは構文(文の組み立て方)です。日本語の文中の単語をそのまま英語にしても英文にはならないので私たちは苦労します。生まれた時からしみついている日本語の組み立て方を英語の言い方に転換するには慣れと訓練が必要です。この本では左ページの例題の日本語を右ページに英語で書き込んでいきます。実際に手を動かして「ああでもない、こうでもない」と考えながら書いてみましょう。英語の5文型がきちんと身につきます。
ベレ出版ホームページより

中学の英作文自習ノートの特徴

中学の英作文自習ノートの特徴をざっくりまとめると以下のようになります。

  • 文型ごとにまとまった豊富な和文英訳問題
  • 自然とSVOCを意識し、英文がつくれるような工夫された構成
  • 会話調の日本語のため、楽しく手を動かすことができる

中学の英作文自習ノートの基本情報

教材名
Enjoy Making Sentences 中学の英作文自習ノート~5文型中心復習英作文
著者
米澤賴子
出版社
ベレ出版
サイズ
B5判
ページ数
問題集:152ページ・別冊解答:31ページ
価格
税込1320円(本体価格:1200円)
販売
市販教材

中学の英作文自習ノートの構成

基本5文型+接続詞・関係代名詞の7章からなっています。

  • 1~5章 第1~5文型
  • 6章 接続詞
  • 7章 関係代名詞

基本5文型では、各文型ごとに100〜150の豊富な問題文があります。それぞれの例文は基本的に独立していますが、ときおり前の文を引き継ぐ形で文が書かれていることがあります。

6, 7章では、接続詞なら具体的な接続詞ごと、関係代名詞なら格や用法など、テーマに基づいて問題がまとまっています。

また、巻末には「いつでも使えるように覚えておきたい基本単語」として品詞ごとに100単語基礎単語がまとめられています。

中学の英作文自習ノートの難易度

本のタイトルは「中学の英作文自習ノート」ですが、中学〜高校でそこそこ英語が得意な人がやっても、なかなかやりごたえのある問題集になっていると思います。

問題文が英作文問題の日本語によくある「英作文問題のための日本語」ではなく、会話調の自然な日本語が使われています。そのため、会話調の作文に慣れていない人は、問題文の日本語を英作文しやすい日本語に読み替えるのに一手間かかるでしょう。

各問題の日本語には英語にしたときの語順が数字で振られており、語順を考えるヒントになっています。また、使用する単語や文法事項がヒントとして載っていることもあります。

どんな人におすすめか?

英作文の問題で手が止まってしまう人

英作文の問題は、なかなか手が動かずに時間だけが過ぎてしまうという人におすすめです。日本語が文節ごとに分かれていたり、英語にしたときの語順が振られていたり、単語のヒントがあったリと手を動かすための工夫が豊富です。

また、日本語が会話調でちょっぴりストーリー性を感じられるものになっているため他の英作文の問題集と比べ楽しく取り組むことができると思います。

5文型の感覚を身につけたい人

問題を解くことによって自然とSVOCや文型を意識しやすいつくりになっています。SVOCや5文型の感覚を身に付けたい人におすすめです。

日本語⇔英語の感覚を磨きたい人

問題文の日本語が自然な会話調で書かれています。それゆえ、文法を細かく意識せずに日本語⇔英語の橋渡しを感覚的につかむ練習をすることができます。(例えば、日本語には主語がない場合英文の主語はどうするかなど)

英語が得意な人

英語が比較的得意な人にもぜひこの問題集の英作文にチャレンジしてほしいです。

学校英語とは煎じ詰めれば「こう聞かれたらこう答える」というお約束の集合であり、その意味で暗記ゲームですが、学校英語が生ぬるいと感じる人には、ぜひ身近な日本語を英語らしい英語に訳すことができるか、この問題集で腕試ししてほしいと思います。

高校英語の準備として、文型の意識をするのにも役立ちます。

英文をつくるのが好きな人

英語が好きな人といっていいかもしれませんが、和文英訳が好きな人にはぜひどうぞ。600問近い日本語があなたに訳されるのを待っています。

中学の英作文自習ノートの使い方

1. 前から順番に解く

基本的には前から順番に解いていけばよいです。各章、先に進むにつれてやや複雑だったり頭をひねらせる問題が出てくることが多いような気がします。次に書くように文型ごとに解く方法もありますが、文型をしっかり意識できるのでなければ効果が薄いと思われるので、その場合は前から順番に解くか、3番目に書くようにランダムに解くのがよいでしょう。

2. 文型ごとに少しずつ解いていく

文型ごとに整理されているので、1回の練習で各文型を少しずつ解くのもいいでしょう。第1文型を解くときは「自分はこれから第1文型を書く」ということを強く意識しながら書くようにしましょう。上級者向けの解き方だと思います。

3. ランダムに解く

とにかく英作文をランダムに出してほしい場合は、開いたところをランダムに解くのもよいかもしれません。解いたところを覚えておかなくてはいけないので、記録をとるようにするなど工夫が必要です。

中学の英作文自習ノートで勉強するときの注意点

文型をある程度理解しておくこと

ただ問題を解いていってもそれなりに力のつく問題集だと思います。しかし、せっかくテーマが設定されているので、各章のテーマを意識して(内容をしっかり理解して)解くのがよいと思われます。「第1文型って何?」という状態で第1文型の章を解くのはあまりよくないです。

各章を解き始めるまえに、「第1文型というのは、このような順番で単語が並んでいく文型である」ということを説明できるか確認しましょう。難しいようなら、それぞれの文型の概念をしっかり確認して、周りにいる先生や指導者の方に説明して聞いてもらいましょう。しっかり理解できていることが確認できたら、解き始めましょう。

高校受験にはピッタリではない

本のタイトルが副題が「5文型中心復習英作文」とある通り、ある程度中学英語を学習した人向けです。また、よくも悪くも学校の英作文で使われる語彙と差異があるため、高校入学試験の直接の対策にはおすすめできません。

中学の英作文自習ノートと併用したい参考書や問題集

  • Forestやbeなどの総合文法解説書
  • 文型の解説が載っている参考書や問題集

中学の英作文自習ノートの後に取り組むべき問題集

より高度な英文和訳、あるいは英作文問題集(英検3級〜の英作文など)

この記事を書いた人

片岡 正義

主に国語・英語を担当。言語を理解する上での「からだ」と「あたま」の双方から楽しみを感じられるような授業をしたいと思っている。

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