通っている人の声/体験談

【合格体験記】同志社大学理工学部数理システム学科

土居恒輝

土居 恒輝

出身学校
かえつ有明高校

進学先/進路
同志社大学理工学部数理システム学科

“勉強のやり方や環境を工夫して大学受験を楽しめるようなものにしてほしいと思います。”

1.入塾してからすぐに数学が好きになる

ー 入塾のきっかけを教えてください。

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中学3年生の冬に親が知り合いから聞いてきたのがきっかけです。中3の7月から12月までスイスに留学にいってて、帰国したらすぐに通うことになりました。
はじめての授業が坂本さんだったのを覚えています。

ー そうだった!今ではすっかり数学キャラの土居くんだけど、当時はまだ数学が好きってかんじでもなかったよね…

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そうですね。むしろ数学あまり好きじゃなかったかもしれない。そもそも苦手だったし。

ー 確かに。通い始めの頃、数学が得意とか好きそうな印象ではなかったな。それがいつの間にか、数学が大好きになって数学ばっかりやるようになっていたね。

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通いたての頃、授業が終わったあとに「自習してく?」って言われて、じゃあってやってたら自然と授業の後に自習をするのが習慣になりました。
数学するのが楽しくなってきたのは確か高1の4月ごろだったかな。それまでにベクトルとか三角関数とかやってわかることが増えて力がついてきている感覚を持つことができました。
そういう感覚って生まれて初めてだったかもしれない。それで勉強を嫌いにしてたものが一気に取り除かれた感じです。
それからはやればやるほど数学が楽しくてしょうがなくなってきた。

ー 高校進学してから(留学のブランクがある中で)難関進学クラスでやっていける力をつけたいっていうのもあったんよね。

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それも大きいです!
中3のとき半年間スイス留学にいったときのブランクがあったし、しかも高校でも留学にいく予定がありました。だから学校には難関進学クラスは難しいんじゃないかって言われてた。
でも大学には一般受験で行きたかったし、今はダメでもなんとか喰らいついていけるよう頑張りたいって思ってました。

ー 高校1年生のときから毎日のように教室に来てたよね。

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そうですね。なぜか家に帰る前にティーシャル寄るのが自然って感じでした。むしろ寄らないと変。

ー その時からしっかり自習もしてたけど、教室の改装をしたり、コーヒーを淹れるのにハマったり、プレゼンとかスピーチの動画見たり、マジックの練習をしたり、ヨガをしたりいろんなことをしていたね。

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懐かしい。そう考えると当時は余裕あったな。教室の改装は教室が大きく変わって楽しかったです。

ー あれ以来教室の改装のたびに手伝ってもらいました。難関進学クラスに進んでどうだった?

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頑張ったおかげで高1の定期テストでは並の成績をとることができました。もともとできる方じゃなかったんで上出来かなと思います。

100マス計算表・積分バージョン
積分好きが高じて作成した100マス計算・積分バージョン。

2.イギリスへ留学が始まった高1の秋

ー 高1の夏休みは留学を見据えて予習復習ともに力を入れた。

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夏休みは中3の時の留学でできていなかった内容の復習と、これから留学している間に進む内容を両方やりました。
数学は三角関数とかベクトルとかやったかな。化学基礎の物質量あたりと物理基礎の力学もやりましたね。あと国語も大学入試で使うかどうか不明確だったけれど、読解力や表現力をつけるためにやりました。

ー 高1の9月からイギリスへ1年間留学にいきました。

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そうですね。留学に行く前にはティーシャルの先輩がクア・アイナでおごってくれたのを覚えてます。
イギリスで向こうの授業は受けつつも、大学受験に向けた勉強もやっておきたかったんで数学・物理・化学を中心に参考書やら問題集やらも持って行きました。坂本さんには数3と数Cの教科書をもらいましたね。

ー そうだったね。まだ数Bが終わってないのに数3をやりたいとか、高校の過程から外れた数Cをやりたいとか、どんだけ数学好きなんだと思ってました。イギリスでは向こうの高校に通ったんだよね?

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そう、スカボロー高校ってとこに通いました。

ー イギリスではどんなことを勉強した?

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math(数学),english(英語),p.e.(保健),history(歴史),chemistry(化学),biology(生物),geography(地理),phisics(物理)とかですね。科目は日本とだいたい同じ。違うのは教科書が分厚かったことと電卓使ってもokだったことが印象的です。
イギリスではみんな16歳のときにGCSEっていう試験を受けて、その結果で6thフォーム(大学進学のための2年間のコース)に進めるかどうかが決まるんですけど、僕もそれを受けにのがゴールになっていました。

ー イギリスでは受験のためのコースに進むのに試験をパスする必要があるんだね。数学どうだった?

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満点でした。いや、でも内容はめっちゃ簡単なんですよ。日本だと中学レベルです。

ー それでもすごいな。イギリスにいる間は日本の勉強も並行して進めていたんだよね。

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そうですね、数学・物理・化学の教材を持っていって…。 結局数学ばっかりしていた笑。向こうの先生に注意されるくらい。年内は数2Bをやって、1月12日から数3と数Cをしてたかな。教科書を読んで、練習問題を解いてっていうやり方が確立しました。

ー ちょくちょくFacebookの電話で質問をしてくれたよね。

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どうしたって、わからないことが出てくるからFacebookの電話で教えてもらいました。(通話の履歴を履歴を見ながら)結構電話してますね。週1くらい笑。

ー 電話からドイツ人の声が聞こえてきてたのを覚えてるよ。

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留学先の2〜3割がドイツ人でだったんですよ。おかげでドイツ語喋れるようになりたいと思うようになりました。

リージェントストリート
イギリス・ロンドンのリージェントストリート。

3.高2の7月に帰国、ハードな生活が始まる

ー 帰国してからはどんな勉強をした?

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夏休みは留学でやっていないところを取り戻すために、物理・化学を中心に勉強してました。
もちろん数学もやっていたんだけど、数学は進度の問題が少なかったんですよ。留学中に極限と微積は全てやっていたので、むしろ部分的には学校より進んでいたかもしれないです。

ー 学校が始まってからは?

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めちゃくちゃハードでした。朝6時ごろ起きて学校行って、授業受けて学校終わったらティーシャルに来て22時までやって。学校で古文単語とか英単語のテストがあったり、数学の予習課題とかがとても大変で、高校生活の中でもで一番辛かった時期だと思います。

ー 僕から見ても2年の秋〜冬は体力的にも精神的にも大変そうだった。

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数学の予習ひとつとっても、結構難しいのが多くて、なかなかわからなくて時間が過ぎていき、でも自力で解きたいって気持ちもあって。しかも他にもやることがいっぱいある。非効率だったと思うけど当時はそうするしかなかった。

ー 時間を区切ることや、答えのない問題はできるだけ解かないってのは基本だからね。でも難しい問題をなんとか自力で解ききりたいって気持ちはとてもよくわかります。

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ですよね。

ー ハードな生活もだんだんと慣れてきてやり方も次第に上手になってきて、高2の冬からいよいよ本格的な受験勉強が始まります。

ホワイトボードの前で倫理の勉強をする土居恒輝
ホワイトボードを使って倫理の定期の試験範囲をまとめ。

4.本格的な受験勉強を始めた高2の冬

ー 受験勉強ってのを意識し始めたのはいつごろ?

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高2の2月くらいからですかね。それまでは「ただの勉強」って感じだったのが「大学受験勉強」っていう意識になった。周りも受験勉強を本格的にやり始めて自分も受験をより強く意識するようになりました。

ー 当時の志望校は?

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理学部で数学関連っていうのは決まっていたんですけど絶対この大学、みたいなのはなかったです。それでとりあえず理科大を目指そうと。あと親の勧めもあって一応国立も視野に入れてました。

ー 模試は受けていた?

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確か2年の冬に受けた模試(進研模試)で理科大がD判定、偏差も前より10くらい上がって、とりあえずやった分の結果はついてきているぞという手応えを得ることができました。その後も河合のマーク、記述、駿台、大学別の模試、他にも英検とかIELTSとたくさん受けましたね。

ー 確かこのころから新しく物理の塾にも通い始めたたよね。

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親の知り合いからたまたま物理専門の塾を紹介されて、通い始めました。そこもティーシャルよりもさらにこぢんまりとした教室で、通っているのは慶應生ばかりでした。

ー 受験生は毎日同じようなことを繰り返すから、生活がマンネリ化してしまいがちなんだけど、新しいとこに通うことで生活リズムに変化が生まれて良かったのかなと思っています。

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そうですね。移動したりいろんな場所に行くことが好きなので、気分転換も兼ねて色々な場所のカフェに行って勉強する時間もつくっていました。

美しい数学のノート
積分を解いた数学のノートの1ページ(高2時)。

5.勉強の安定度が高まってきた高校3年生

ー 高3になってからはどんな勉強をしてた?

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物理の重問を1日3問、あと数学も学校の課題と重問を中心にやってました。化学は苦手だったので、基礎的な問題集で練習してましたが、学校の授業で進む分もあるから化学は無機や有機をやらなくていけなくてかなり大変でした。

ー 夏頃から、勉強の安定度が高まってきた印象があります。

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そうですね。基礎力がついたからそれなりに難しい問題でも自力で内容を理解できるようになったし、必要以上に時間がかかることもなくなってきました。

ー この頃勉強のやり方で工夫してたことはありますか?

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そうですね。勉強法の工夫ってわけじゃなかもしれないけれども、毎日大問ひとつ分だけ数学の演習するっていうのを『数学チャレンジ』って名付けて同学年の受験生とやってました。受験勉強は基本的に1人でやるから、他人と競うっていう機会が1日に一回あるのがちょうどよかったな。
あと、勉強してわかったことも実際に試験を受けててみると案外できないってことも結構あるので、そういうのを確認するって意味もあったと思います。

ー 毎日の『数チャレ』をみて土居が確実に力をつけていることがわかったよ。

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そうですね。表を掲示して得点率を記録していったんで自分がどれくらいできているか一目瞭然で、これまでの勉強の成果もあってわりと安定して得点することができました。やっぱり同じような目標を持っている人と一緒に盛り上がりながら競い合えたのはよったですね。

ー やっぱり一緒に勉強する仲間って重要?

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そうですね。めっちゃ重要です。

ホワイトボードを背に解説する土居恒輝
ホワイトボードを背に解いた問題を解説することもありました。

6.いよいよ入試が始まる高3の冬

ー センター直前は何を勉強してた?

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過去問を中心に、マーク系の問題集をやっていました。また、これまでそこまでやってなかった地理は山川の『センター試験への道・地理』を買って12月からより力を入れました。
あと、12月に入ってからは毎週末に自主センタープレをやってましたね。(自主センタープレは毎週末にセンター試験一年分を解くイベント(全7回))

ー 毎週自主センタープレをやるたびに結果が良くなっていったよね。

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そうですね。最初7割くらいだったとこから→7割5分→8割後半とどんどん結果が良くなっていきました。

ー センター本番はどうだった?

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英語と数学はまあまあだったんですけど、国語ができなくて目標には届きませんでした。でも立教大のセンター利用には届いたし、国立でも私立にしろ記述試験が重要だということを初めからを意識していたので焦ったりはなかったですね。

ー 志望校はどうなってた?

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出願の直前までどうするか迷っていました。国立なら千葉大や首都大、私立なら立教大、理科大、早稲田大あたりを考えていました。

ー 同志社大を考え始めたのはいつから?

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同志社大学を意識し始めたのは2月に入ってからで、始めは「入試日程が空いるからとりあえず受けとくか。」くらいの感覚で出願してたんですけど、しばらくすると一番行きたい大学になってました。
実は中学2年生のときに兄のオープンキャンパスについていったり、親戚が京都に住んでたりで受験候補という意識はあったんですけど、関西なのもあって現実的に考えられていなかったんです。それが出願したことで一気に現実味のあるものになって魅力的になってきました。

ー 私大入試前はどうでしたか?

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数学、英語、物理ともひたすら過去問ですね。数学・物理は難しめでやりがいのある問題ばっかりなので、すごく楽しかった。英語は英文そのものの読解は得意なんですけど、日本語での表現することとかいまいち得点に結び付けられていない傾向があったので力を入れました。

ー 入試本番の手応えはどうでした?

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同志社はあまり手応えがなく、理科大は結構手応えがあったんですよ。でも蓋を開けてみると同志社は受かってて、理科大は届きませんでした。

プレセンター試験を解く土居恒輝
自主センタープレテストに真剣に取り組んでいる様子。

7.大学入試を終えて

ー 受験を乗り切る上で支えになったのは?

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一緒に勉強した同級生ですね。遅くまで自習して、合間に一緒に飯食べたり、過去問や自主センタープレで張り合ったりしましたね。受験勉強をすること自体は自分の意思でやってたから周りがどうこうってわけではなかったんだけど、彼らがいたから受験生活が楽しかった。

ー 土居にとってティーシャルはどんな場所だった?

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学校から家に帰る前にとりあえず行く場所でした。経由地て感じですかね。別に学校と家の間に教室があるわけではないんですけどね笑

ー これからやりたいことや将来の展望はありますか?

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専門の勉強はもちろんですが、それ以外だと、ドイツ語の勉強をしたいですね。そして、イギリス留学時代の友人とドイツ語で話したいです。あとドイツ留学もしたいです。研究テーマとかはわからないけれど大学院には進学したいと思っています。

ー 後輩へのメッセージをお願いします。

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大学に行こうと思うのであれば受験勉強は避けて通れません。せっかくやるのであれば勉強のやり方や環境を工夫して楽しめるようなものにしてほしいと思います。

ドイツ語の辞書を片手に持つ土居恒輝
京都へ旅立つ直前、ドイツ語の辞書を片手に。

私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。

受験をはじめとした勉強において、固定的なカリキュラムや決まった勉強方法に生徒を適応させることに意識が向きがちです。

私たちはそれらを大切にすると同時に「生徒」を中心とした学習方法を提案し実践することが、生徒が勉強を楽しむことに繋がり、学力の向上につながると考えています。

「自分に合ったやり方で勉強したい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。

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