親が中高生の子どもと信頼関係をつくるために重要なこと

子育て

こんにちは、桜井です。 

Tcialでは私が講師となって、子育て心理学セミナーを開催しています。その中で、子育てについて親御さんから悩みをいただくことが多いです。 

色んな方の悩みを聞いていくと、だいたい親御さんの抱える子育てのお悩みって、同じなんですね。それは「子供の考えていることが分からない」「もっと自分の言うことを理解して欲しい」ということです。

これまでずっと育ててこられたお子さんですから、親御さんからしてみればそういう気持ちが出てくるのは当然だと思います。 ですが、現実にはなかなか難しい。

「分かってくれて当然」の関係ではない

その理由の一つは、お子さんもまた「1人の人間」であるということです。 

親御さんご自身の学校での友だちや、職場での同僚、上司、部下の皆さん。またはご近所付き合いでのお知り合いの方々。そういった方々とあなた自身が「他人」であるように、親と子どもという関係もまた、遺伝情報が似通っているだけで「他人」なのです。曰く、子どもがはじめて出会う「他人」は母親である、ということです。

ですから、「分かってくれて当然」「言うことを聞いて当然」の関係ではありません。たとえ親子関係といえども、「信頼」を貯めていかなければいうことを聞いてもらうことはできません。(7つの習慣に「信頼貯金」という考え方がありますね) 

それで、信頼を貯金していくために最も良い方法は何か?それは話を「する」ことではなく「聴く」ことになります。一般の親御さんは子どもに「言う」一方で「聴く」ことが少ないのではないかと私は心配しています。 

先日、とある高校1年生が授業中にこうこぼしていました。

「うちのお母さんは、何かを言うことが教育だと思っているから…」

なかなか自分の話を聞いてもらえず、親の言うことばかりを聞かされていると、子どもは思うものです。
 

一番大切なのは「お子さんに対して興味を持つこと」

「じゃあ聴いてあげることが大事なのね!」と言って、世の中にはカウンセリング技術に関する本がたくさんあることに気づくでしょう。相手から信頼を得るために、どう聴けば良いのか。例えばバックトラッキング(オウム返し)や、ミラーリング(姿勢を真似る)ことなどが言われています。

確かにこういった取り組みは大切です。私も、親御さんに対してこういった技術の手ほどきをすることがあります。

しかし一番大切なのは、「あなた(親)がお子さんに対して興味を持つこと」ではないでしょうか?心から興味があって聞いているのなら、別にカウンセリング技術はどうであってもお子さんにはその想いが伝わります。時間がないからといって小手先のテクニックに逃げてしまうと、本質を見逃すことになります。

私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。

受験をはじめとした勉強において、固定的なカリキュラムや決まった勉強方法に生徒を適応させることに意識が向きがちです。

私たちはそれらを大切にすると同時に「生徒」を中心とした学習方法を提案し実践することが、生徒が勉強を楽しむことに繋がり、学力の向上につながると考えています。

「自分に合ったやり方で勉強したい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。

この記事を書いた人

桜井 啓太

記事一覧

すべてのタグ

お問い合わせ 無料体験