私立中高一貫生向け塾の選び方ガイド

中高一貫校で勉強についていけなくなる原因と5つの対策

中高一貫校に通っているが最近学校の授業についていけていない。このような悩みを抱える生徒・保護者は少なくありません。

この記事では、中高一貫校の授業についていけなくなる原因と対策についてお伝えします。

1.原因

まずは学校の授業についていけなくなる原因をおさえておきましょう。

1-1.授業の進度が速く課題が多い

一般に私立中高一貫校は先取り学習を行うため、授業の進度が速く、学校からの課題も多い傾向にあります。

先取り学習は、公立高校に進学する生徒と比べ大学受験で有利になるメリットがありますが、当然ながら学生の負担は大きくなります。また、進度が速いため一度カリキュラムについていけなくなった生徒が追いつく難易度も高くなります。

課題を終わらせることに精一杯で、十分な解き直しや暗記時間をとる時間と心の余裕が持てなくなってしまうこともあります。

余裕がないと課題を終わらせることだけが目的になり、解答を写すだけになってしまうことも。それが習慣化されてしまうと勉強をしていて「わかった」と感じるような瞬間はなくなってしまい勉強がどんどんつまらないものになってしまうでしょう。

1-2.勉強のやり方が身についていない

中学入試の勉強スタイルは多かれ少なかれ「塾から出された大量の課題をこなし解き方を覚える」になりがちです。

中学でも課題が出ることに変わりありませんが、定期テストの勉強は自分でプランを考えて勉強する必要があります。主体的に勉強に取り組む意識が薄いと、自分なりの勉強のやり方を身につけることができず、ついていくのが難しくなります。

1-3.勉強時間の不足

しかしながら、成績低迷の最大の原因は「勉強時間が足りていない」ということです。

学年が上がるにつれて学習内容の難易度は上がり、必要な勉強量が増えていきます。課題をこなすのに予想以上に時間がかかるため、やろうと思っていた勉強ができずに試験を迎えてしまうということが起こりがちです。

また、既習範囲の理解が不十分なまま学年が上がると、「一時間勉強してもこれしか進まなかった…。」と、勉強のモチベーションが低くなる悪循環に陥ってしまい、ますます授業についていけなくなる原因になりかねません。

2.対策

では、どうすればついていけない状態から脱却できるでしょうか。下記を参考にしつつ、一度学校の先生などに相談に行くと良いでしょう。

2-1.勉強時間と場所を決める

勉強時間は、生活の中に組み込み習慣化するのが理想的です。「◯曜日の◯時からは勉強の時間とする」と習い事のように時間を決めることで、その日の気分で勉強したりしなかったりということを防ぎます。

ポイントは、確実に勉強できる時間を確保することです。例えば、部活があるかないかわからないというような不確実な時間帯は避けるべきです。

また、勉強する場所も決めておくのがおすすめです。

集中を妨げる要素があるような場所はできるだけ避け、安定して勉強に集中できる場所を選びましょう。

例えば、学校で勉強すると、通りかかった友達に遊びに誘われて流されてしまうとか、カフェで勉強しようと思ったけれど席が埋まっていた、ということがないように気をつけましょう。

学習習慣がついていない生徒が習慣化を進めるには、本人の努力はもちろん周りのサポートも必要になってくるでしょう。子どもが勉強時間や場所を決めるのに困っているようであれば、習慣化を進められるようサポートしてみてください。

2-2.基本的な勉強方法を徹底する

勉強時間は十分とっているが授業についていけないという場合は、勉強方法を確認してください。以下は、私たちが指導する際に特に重視している3点です。

  • 例題を読むだけでなく実際に問題を解く
  • 問題を解いたら解説を読み、同じような問題が出てきた時にできる状態にする
  • 暗記項目を覚えたつもりで終わらせず自らテストする

上記は勉強の基本中の基本ですが、私の経験上、多くの生徒が上記を疎かにしています。例えば、定期テスト直前に数学の例題ページだけを読み問題を解かない、英単語帳を毎日見ているだけで覚えたかどうかを確認しないなどです。

問題を解き、答え合わせをして解説を読む。これら勉強の基本を徹底するようにしましょう。

2-3.スマホを意識から遠ざけて集中できる環境にする

スマホとの付き合い方も重要です。スマホは勉強の役にたつ一方で集中を妨げる原因にもなるからです。

勉強していると、ちょっと調べたいことが出てくることがあるでしょう。例えば、英単語や古文助動詞の意味を知りたいときや、歴史で出てくる文化財の写真を見たいときなどです。そんなときスマホは勉強の役に立ちます。

一方で、友人とのメッセージのやり取りを数分おきにする(しないまでも気になる)、スマホで動画をみながら勉強をするなどしている人も多いでしょう。このような「ながら勉強」は深く集中する状態をつくることを妨げるため勉強効率が下がります。

おすすめは、スマホを使用するとき以外は鞄にしまうという方法です。視界からスマホを消してスマホの存在を忘れられる状態をつくりましょう。

2-4.適切な目標を設定する

学校の授業についていけていない生徒の一部は、目標設定がうまくできていないことも多いです。授業がわかっていないにも関わらず、高い目標を設定し、必要以上に難しい問題を解き、絶対に落とすべきでない問題の練習が十分にできていません。試験本番では難しい問題はおろか基本的な問題も練習不足ゆえに間違えてしまいます。

そうならないように、現在の学力と使えるリソースを考慮して適切な目標を設定する必要があります。

2-5.わからないことを質問できる環境をつくる

わからないことがあった場合に、質問できる存在がいることも大きいでしょう。

教科書や参考書を読んだり検索したりして自己解決することはも重要なことですが、学校の勉強についていけない状態であれば学校の先生や先輩や友人など質問できる人がそばにいる方が勉強が進みやすいでしょう。

3.ついていけない3つのタイプ

一口に「ついていけない」といっても大きく分けて以下の3タイプの状況があります。対策はこれまで述べてきたことになりますが、力を入れるポイントが変わってきます。

3-1.授業内容が難しくだんだんついていけなくなってきた

比較的真面目である程度の勉強時間は確保している。中2くらいまでの成績は悪くなかったが、中3になってから学校の授業でわからないことがしばしば出てくるようになり、成績が低迷してきている。課題をこなすのに時間がかかり、わからないところも増え、以前と比べて一人での勉強の効率が落ちているように感じている。

このタイプの生徒は、定期テストの際も全科目全範囲をしっかり対策しようとして時間がなくなってしまいがちです。ですから、限られた時間の中でやるべきことを整理して優先順位をきめることが必要です。

そのうえで、授業でわからなかったことを質問できる体制を整えると良いでしょう。また、小テストを行ったり基礎単元から抜けているものを見つけて復習することも役に立ちます。

3-2.学校の授業がわからないといつも感じている

普段から勉強に対して意欲的ではなく、学校の課題はギリギリもしくは少し遅れて提出する。テスト前は直前に平均点くらいを目標に勉強してなんとかするが、特定の科目の勉強しか手が回らないため、勉強をサボった科目で赤点をとってしまうこともある。学校の授業がわからないと日々思っている。本人は淡い危機感をもっているが理想通りには勉強できない。

このタイプの生徒は、さまざまな課題を抱えているため、勉強時間と場所の確保・勉強方法の改善・適切な目標の設定・質問できる環境づくりなど全部有効になると思います。

一つ取り上げるとすると、やはり勉強時間と場所の確保が最重要かと思います。勉強する習慣がつけばその他の課題は後からついてくるからです。

3-3.本人は勉強すればいい成績が取れると思っているがしない

自習時間がほとんどゼロ。本人は過去の成功体験もあり、やればできると思っていて比較的自信があるが、今勉強する必要性を感じていないので勉強しない。だが、別に勉強することはそこまで嫌ではなく、あまりにも放っておくと手遅れになるかもしれないからそろそろ受験を意識し始めなければとは思っている。

このタイプの生徒は基本的には時間を確保することが全てです。とにかく勉強時間と場所の確保に努めましょう。

4.塾通いの検討

勉強時間と時間の確保ができない、勉強方法が適切か心配、いつでも質問できる環境にしたいなどの場合は、塾に通うことを検討してみると良いでしょう。

ポイントは現在の状況を改善してくれる塾を選ぶことです。生徒の良き理解者となり、個別に改善案を提案してくれる個別指導塾もしくは家庭教師がおすすめです。

中高一貫生コースの紹介

私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。

受験をはじめとした勉強において、固定的なカリキュラムや決まった勉強方法に生徒を適応させることに意識が向きがちです。

私たちはそれらを大切にすると同時に「生徒」を中心とした学習方法を提案し実践することが、生徒が勉強を楽しむことに繋がり、学力の向上につながると考えています。

「自分に合ったやり方で勉強したい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。

この記事を書いた人

片岡 正義

主に国語・英語を担当。言語を理解する上での「からだ」と「あたま」の双方から楽しみを感じられるような授業をしたいと思っている。

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