なぜ学習塾が教室に本や漫画を置くのか

学習塾の本棚

こんにちは、坂本です。

ティーシャルには読書が好きな生徒が何人かいます。その中でも最も読書家であろうの生徒が先日、アリストテレスの「形而上学」(上下2巻)に興味をもち、さっき(教室に来る前に)2冊とも中古書店で見つけて購入してきたと教えてくれました。

ところが、袋から本を出してみると2冊とも下巻。周りにいた講師も含め一同爆笑してしまいました。返品も面倒ですし、被ってしまった1冊はぼくが買い取ることにしました。この本を手に取るたびに今回のことを思い出してクスッと思い出し笑いをすることでしょう。

もともと本は読む方で哲学も好きなため「形而上学」のような古典を入手することになったのは喜ばしいことなのですが、最近は「買う本の数>読む本の数」が続いてしまい、しばらくはたまった読書負債を返せそうにありません。

さて、ティーシャルは学習塾ですので参考書や問題集などの教材が置いてありますが、それ以外にも一般書や技術書、漫画がそれなりの数置いてあります。

この記事では前半は塾に一般書や漫画を置く目的や意味について書き、最後に教室に置いている本の一部を紹介します。

わかりやすく説明するために

教室に本を置く目的の一つ目のはシンプル。わかりやすく説明するためです。

ぼくが授業をしていて常に感じるのは、生徒は教わったことを自身が既に持っている知識や経験に結びつけることで新しい概念を身につけていくということです。逆にいうと、教わったことが生徒の知識や経験に結びつかなければその理解は浅いものになります。

理解するとはどういうことか

最近読んだ本、『クリエイティブ・ラーニング: 創造社会の学びと教育』(井庭崇・編著)の序章にこのような一説がありました。

 ここであらためて強調したいのは、主体は、一方的に外部から刺激を受け入れてそれを処理するのではなく、外界に向けて自らの構造を調節しながらそれを関係づける結果、同化が起きて認識が構成されると考えられている点である。つまり、認識主体が対象から何かを受け取るのではなく、主体と外界との相互作用の中で認識が構成されるということである。

『クリエイティブ・ラーニング: 創造社会の学びと教育』(井庭崇・編著)34p

ここでいう同化とは生物学の用語で、食べ物を消化し、それを養分を取り入れることができる形に変形し吸収することを指します。

これをぼくは、「学習内容はそれ単体で理解されるのではない。新しく学習したこと(刺激)は、学習した人が既に経験したこと(自らの構造)との相互作用により結びつきが発見された時に理解できる。」ということだと理解しました。

もしこの解釈が正しければ、わかりやすとは単に説明が上手だということにはなりません。わかりやすく説明するということは、説明しようとする内容が学ぶ人の経験とどのように結びつき得るか、その可能性を探り、学ぶ内容と学ぶ人の経験が交差する場所を発見するということだといえるのではないでしょうか

これは自身の経験からも実感することです。同じ項目を説明するときでも、何をどこまで話すか、どういった比喩を用いるかどうかを生徒によって変えなければなりません。

わかりやすい説明ができる人はだれか

ということは「わかりやすい説明ができる人」とは学ぶ人の経験に基づく世界を理解し、教える内容と結びつけることができる人ということになります。

また、学ぶ人にとっては経験に基づく世界が広く深ければ、それだけ新しい学びを自分の世界と結びつけやすくなるということになります。

本や漫画を読むこと、作品についてちょっとした感想を交換すること、作品は読まずとも作品を目にしたりに作品ついて話しを聞くこと。それらの経験がその人の世界が広く、深くします。

ここまでをまとめると、教室に本や漫画を置くことで以下のような効果が期待できます。

  1. 作品を通じて生徒も講師も互いの経験に基づく世界を拡げることができる。
  2. 作品を通じて生徒も講師も互いの経験に基づく世界を共有することができる。
  3. そのことによって授業のわかりやすさを向上し、学びの吸収率を高める。

それ塾でやる必要あるの?

さて、ここまで書いてきたことがある程度的を射ているとして、ある疑問が浮かんできます。

それは塾でする必要があるか、塾は勉強をする場なのだからそのような経験は塾の外ですればいいじゃないかという疑問です。

このような意見に反論するのは難しい。お金を払って塾に通う保護者の立場からは「そんなことはせずに成績向上のことだけを考えて欲しい。」と思う方もいるかもしれません。

しかし、ぼくは塾に本や漫画をおく価値があると考えています。(本や漫画だけでなくもっと色々なものを置きたい。)

誤解を避けるために述べておくと、ティーシャルは成績を上げることを軽視しているわけではありません。学習状況について面談、質問受付、自習のサポートなどできるだけ充実するように気をつけて設計しています。

また、スタッフミーティングではどうやって成績を上げるかに多くの時間を費やしています。そして、ある生徒について学習面での結果を出そうとすればするほど、その生徒についてより深い理解が必要と感じることも多くなります。

等価交換から外れる回路をより多くつくる

塾は成績を上げるという、市場のニーズに応えることで成り立っています。これは「等価交換」です。教室の門を叩いた保護者は塾に授業料を支払い、塾は生徒に授業を行い、学力向上という結果で報いる。

「等価交換」の考えに基づいくと、塾にとって授業以外の場でコミュニケーションをとることは単なるコストにすぎません。

だけれども、教室で行われることは完全に「等価交換」の原理に基づいたことだけとは限りません。私が昔勤めていた大きめの塾でも「等価交換」を超えたコミュニケーションはいくつか生まれていました。

こういったことは塾があらかじめ予定されたたサービスではありません。むしろ「等価交換」の考えに基づいた塾にとっては、サービスの失敗ともいえるかもしれません。

しかし、私たちが何か新しいものに啓かれていくときというのは、このようなときなのではないでしょうか。

私たちはこのような回路を普通の塾よりも、より多くつくりたいのです。

最後に、このような考えを言葉にしようとしたきっかけとなった文章『テーマパーク化する地球』(東浩紀・著)の一節を紹介します。

ぼくたちは等価交換の外部を必要としている。これは倫理の問題ではない。原理の問題である。


等価交換の思想が批判されるのは、それが金儲け主義を導くからではない。数値化を前提とするからである。ある世界が等価交換の思想で支配されると、数値化のむずかしいものは構造的に排除される。(中略)


これは具体的に大学や出版の現場で起きていることである。今の大学の事務からすれば、教員が授業料の対価として提供すべきは授業であって、それ以外はコストやリスクでしかない。(中略)


しかし、それで本当に哲学や芸術が生まれるだろうか。哲学や芸術は自然科学と異なる。哲学的な命題や芸術的な表現は、かならずその製作者の固有名と、すなわち人格と結びついている。

『テーマパーク化する地球』(東浩紀・著)p387-388

この文章で主なテーマになっているのは哲学や芸術ですが、教育(という言葉があまりしっくりこないのですが)についても、同じことではないでしょうか。人の興味関心の揺れ動きというのは芸術的だと思いませんか。

教室にあるお勧めの本・漫画(概要)

では、最後に教室にどんな本が置いてあるか紹介します。

教室には2019年現在で300冊以上の本が置いてあります。8割ほどは、ぼくもしくはスタッフの私物、残りは教室で購入したものになります。その中から生徒に読まれているもの、教室運営の方針のベースになっているものを紹介します。

ジャンルの分け方の切り口としては①ティーシャルの指導方針や教え方に直接影響するもの②興味を拡げるもの③はたらくことについて考えるもの④自分にとってのよき生を探しにいくという順番になっています。ただし、どの本が①~④のどれに当たるかは一対一対応をしているわけではありませんので、明確な区切りはありません。

1.学習とデザイン

良いデザイン(設計)をするためには、人の認知や考え方にどのような癖があるかを熟知している必要があります。勉強も同じです。デザインと勉強は一見関係ないように見えますが、実は共通点がかなり多いのです。

ノンデザイナーズデザインブック

デザインの「4つの基本原則」。これを知るだけで、あなたのデザインはずっとぐっと、良くなります。 プロではなくても、読みやすいデザイン、伝わるプレゼン資料、わかりやすいレイアウトを作りたい。 そんなあなたのための、デザインの基本書です。 amazon

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

デザインは相手から反応を引き出すための大事な要素です。 買ってほしい、読んでほしい、行動を取ってほしいなど、相手の反応を誘い出すためにデザインをします。 人間の行動原理を理解していないデザインは相手を混乱させるだけで目的の結果を得ることができません。 本書ではすべてのデザイナーが知るべき100の指針を実践例とともに紹介します。 すべてが科学的な研究から導き出されたものです。 amazon

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

MITの博士でさえ戸惑う悪しきデザインの例,例,例…。日常の道具から巨大装置まで,使いにくく,ミスを生みやすいデザインが満ちあふれているのはなぜか。それをどう改善すべきか。第一級の認知心理学者がユーモアたっぷりに論じた痛快な本。 amazon

2.個別指導を支える理論

ワーキングメモリを生かす効果的な学習支援

ワーキングメモリは、目的に合わせて必要な情報を常に更新し覚えておく脳の働きのこと。学習困難、集中力がない、やる気がない、指示が入らないなどの原因であることが多い。ワーキングメモリのタイプを知って、その子にぴったりな学習方法を見つけられる本。 amazon

「甘え」の構造 [増補普及版]

「甘え」が失われた社会に 「甘やかし」と「甘ったれ」が蔓延している。 変質しつつある日本社会の根底に横たわる危機を 鋭く分析した書下し論考<「甘え」今昔>を加えた増補普及版! —-いまこそ読まれるべき不朽の名著 amazon

フロー体験 喜びの現象学

幸福、喜び、楽しさ、最適経験などの現象学的課題の本質を心理学、社会学、文化人類学、進化論、情報論を駆使し、原理的、総合的に解明する。マズローの自己実現の概念を超える一冊。 amazon

3.教育を考える

経験と教育

子どもの才能と個性を切り拓く教育とは?子ども自身の経験が好奇心を喚起し、独創力を高め、強力な願望や目的を創出し、能動的成長を促す。経験の連続性と相互作用という2つの原理を軸に、経験の意味と教師の役割を深く分析した本書は、デューイの教育思想を凝縮した名論考であり、生きた学力をめざす総合学習の導きの書でもある。 amazon

「学力」の経済学

「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、 今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。 amazon

クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育

クリエイティブ・ラーニング(創造的な学び)は、「つくることで学ぶ」という新しい学びのスタイルである。本書では、子どもたちの創造力を育む、クリエイティブ・ラーニングの可能性について、気鋭の研究者が、教育界のフロントランナーを迎え、徹底討論。読者のリアリティに新たな知をプラスする! amazon

4.豊かな空間をつくるために

チッタ・ウニカ: 文化を仕掛ける都市ヴェネツィアに学ぶ

歴史が重層した豊かな都市空間をもつヴェネツィアは、世界に冠する文化都市となっている。ヴェネツィア・ビエンナーレや国際映画祭に代表される先進的な発信力はいかに創出されるのか。「ただひとつの都市」と称された都の独自性に迫る。 amazon

形の合成に関するノート/都市はツリーではない

建築、都市の秩序や美しさを自覚的に生み出すプロセスを追究、やがて「パタン・ランゲージ」を導いた原論。数学的手法〈ダイアグラム〉を用いてデザイン論を築き、ツリーとセミラチスの相反する構造を提唱して歴史的衝撃をあたえた、アレグザンダーの初期の考察二篇を所収。「都市はツリーではない」は待望の単行本化。 amazon

サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」

居酒屋、カフェ、本屋、図書館…情報・意見交換の場、地域活動の拠点として機能する“サードプレイス”の概念を社会学の知見から多角的に論じた書、待望の邦訳。 amazon

5.科学の世界

攻殻機動隊 (1)

西暦2029年。通信ネットワークに覆われ、膨大な情報が世界を駆け巡っている超高度情報化社会。しかし国家や民族、そして犯罪は依然として存在していた。より複雑化していく犯罪に対抗すべく結成された特殊部隊……公安9課に所属するその組織の名は、攻殻機動隊と呼ばれた。 amazon

まんがサイエンス

「5、6年の科学」に長期にわたり好評連載中の科学まんが。毎回ユニークな専門家が登場して科学解説を担当。この間では宇宙人や恐竜人門のなぞやイカの油がハイテクに使われている話、レタスをカプセルで育てる話などバラエティに富んだ27作品を収録。 amazon

素粒子物理学を楽しむ本

「素粒子ってどんな形ですか??」 「形はありません。けれど素粒子が集まると星やわたしたち人間が形づくられます」 物理学者が質問者からの問いに「わかってもらう」まで答える問答集。科学の歴史から最新宇宙論まで扱う、素粒子論入門の決定版! amazon

6.数学と親しくなる

数学ガールの秘密ノート/場合の数

中学生・高校生レベルの数学を楽しい会話で学ぶシリーズ第七弾。 順列・組合せをはじめとする「場合の数」をテーマに、 「僕」と三人の数学ガール(ミルカさん、テトラちゃん、ユーリ)が数学トークを繰り広げます。 amazon

はじめアルゴリズム(1)

関口ハジメ(小5)はみんなが見えない世界を数学で解き明かしたい。そんな彼は老数学者・内田豊と出会った。天才的な才能があるハジメは内田に導かれ、才能を広げていく・・・。数学がちょっとやりたくなり、世界の見え方が変わってくる漫画、スタート。 amazon

生き抜くための数学入門

数学は、わけわかんないこの世界を生きぬくための、ナイフみたいに基本的な道具。「そもそも、それってなに?」から始めて、リアルな答えを探す。数学というナイフの研ぎ方、使い方を伝授。 amazon

7.プログラミングの世界

スラスラわかるHTML&CSSのきほん

本書で制作する「KUJIRA Cafe」のWebサイトは全5ページで、PC/スマートフォンに両対応!HTMLとCSSをゼロから書きながら作り上げていきます。詳しい操作手順が載っているので大丈夫。予備知識がなくても始められます。制作するWebサイトは最新のHTML5.2に準拠。ずっと使える知識がぎゅっと詰まっています。 amazon

プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識

プログラムがコンピュータの中でどのように動作するのかを、誰にでもわかるように説明しました。プログラムは、メモリーにロードされ、CPUによって解釈・実行されます。その仕組みを、多数の図を使って、順序だてて解説していきます。 amazon

8.むかしの日本

ぼおるぺん古事記 (一)天の巻

驚くほどに愛らしく、自由で、残酷で、わがままな物語――。 日本最古の神話・古事記がロマンあふれる絵物語になってよみがえる!! 人気漫画家・こうの史代が原文(書き下し文)を生かしながら、 物語を「絵」で読み解いていく、まったく新しい古事記本! amazon

応天の門 1

口の悪いインドア学生・菅原道真と京随一の歌人&色男・在原業平――最強に天才で最高に面倒なふたりが、京で起こる怪奇事件を解き明かす――!! amazon

9.文学との出会い

漫画訳 雨月物語

上田秋成が書き上げてから推敲に8年かけた『雨月物語』を文藝漫画家・武富健治が同じく8年かけて漫画訳に挑んだ意欲作! 重厚な筆致が幻想怪奇文学の古典に新たな生命を吹き込む! amazon

最果てにサーカス 1

中也と秀雄…文壇青春愛憎劇、堂々開幕! 大正十四年(一九二五年)、桜舞う春に作家を志す 23歳の文学青年・小林秀雄は上京してきたばかりの まだ18歳の詩人・中原中也と運命的に出会う。 自意識の殻に閉じこもり、創作の迷路に入っていた 秀雄に衝撃を与えて、彼の生きざまを根っこから変えていく中也… そして中也には同棲する一人の女・長谷川泰子がいた– 事実を基にフィクションを交えて描き出す、 文学に人生すべてをかける中也と秀雄… amazon

新装版 秋の舞姫『坊っちゃん』の時代 第二部

それは鴎外、森林太郎の青春であった。いや近代日本の青春そのものであった。明治二十一年九月、鴎外を追いかけて、単身横浜港に降り立った舞姫エリス―家と個人、国家と愛、日本と西欧のはざまで、鴎外の苦悩は遥か歴史を貫き、現代を照射する。第二回手塚治虫文化賞を受賞した傑作、待望の第二部。 amazon

10.遠くの世界を覗きにいく

ATLANTIS(アトランティス) Issue1 境界 THE BORDER

日常に潜む普遍的な問いを探究する雑誌ATLANTIS。創刊号として、境界とは何か?を徹底的に追究した特集「境界 THE BORDER」を刊行します。エリトリアの特集から始まり、Chapter1からChapter6まで「境界」にフォーカスしたジャーナル誌。今の時代にあえて紙で出す意味を自照しながら発進します。 amazon

乙嫁語り 1巻

中央ユーラシアに暮らす、遊牧民と定住民の昼と夜。 美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか……? 『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語! amazon

11.大学の授業ってこんな感じ?大学の講義をもとにした本

小泉武夫のミラクル食文化論

東京農業大学での最終講義「食文化論」を完全収録。 自他共に認める食と発酵のスペシャリストの最後の大著、ここに結実!文 amazon

サブカルの想像力は資本主義を超える

歴史上、「資本主義の危機」は何度も言われてきた。しかし、資本主義は幾度もその危機を乗り越えてきた。これは、その想像力が私たちの想像力よりも勝ってしまっているからではないか。資本主義が終わった後の世界を私たちは“構想”することができていないため、資本主義は続いてしまっているのではないか?いったい、これまでとは違う世界を私たちは見いだせるのか?社会現象を起こした有名作品を手がかりに構想力を鍛えあげる、白熱の講義録! amazon

ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業〔上〕

遭難した男たちが生き延びるため少年を殺して食べたとき、その行為は道徳的に許されるのか?ハーバード大学の人気教授マイケル・サンデルは、鋭い問いかけで現代社会の中にひそむ「正義」の問題を取り出し、刺激的な議論を繰り広げる。その彼の話題の講義が待望の文庫化!NHK教育テレビで放送された「ハーバード白熱教室」の第1回~6回、および東京大学特別授業の前篇「イチローの年俸は高すぎる?」を収録する。 amazon

12.はたらくってなんだろう

「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方

ITベンチャー経営者。それが著者の学生時代の肩書きだった。新興ITベンチャーが次々に株式公開をし、青年社長が数十億円の富を手に入れていた時代。しかし、著者の疑問はどんどん大きくなっていく。「自分は本当は何をしたかったんだろう」。そして、たどりついた結論は「日本の役に立ちたい!」だった。NPOを立ち上げ「病児保育サービス」を始動。挫折も経験しながらも、事業を全国に拡大していった汗と涙と笑いの軌跡。 amazon

スティーブ・ジョブズ(1)

ウォルター・アイザックソンが著した世界的なベストセラー『スティーブ・ジョブズ』を、『テルマエ・ロマエ』で一躍脚光を浴びたヤマザキマリ氏が漫画化!! 第1話の試し読みは1週間で5万人以上が読み、第1話の掲載『Kiss』発売日には英・ガーディアン紙も取り上げた、超話題作登場!! amazon

本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録

「自分の店」をはじめるときに、大切なことはなんだろう?物件探し、店舗デザイン、カフェのメニュー、イベント、ウェブ、そして「棚づくり」の実際。事業計画書から、開店後の結果まですべて掲載。堀部篤史さん(誠光社店主)との特別対談を収録。 amazon

13.スタートアップ・ドラマ

ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り

世界を変えた140字のつぶやき。3億ユーザが使うツールを生み出した若者たちの物語。 amazon

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

ユーザー数が5億人を超え、会社の時価総額が2兆円を超え、グーグルを驚かす存在となった巨人、フェイスブック。同社を率いるマスコミ嫌いのCEO、マーク・ザッカーバーグからの信頼を勝ち得た元フォーチューン誌のベテラン記者が、徹底取材からフェイスブックの真実を初めて明かす。 amazon

Airbnb Story 大胆なアイデアを生み、困難を乗り越え、超人気サービスをつくる方法

3人の若き創業者は厚かましく奇妙なアイデアをいかに猛スピードで3兆円企業にしたのか?世界3万4000都市を超える宿泊ネットワークを築いたエアビーアンドビーに迫る初のノンフィクション。 amazon

14.私たちが生きる社会を考える

14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

どうしてこの社会に「ルール」があるのか、「恋愛」と「性」について、将来就く「仕事」と「生活」について、「生」と「死」について――など、 身近な話題を入り口に、わかりやすい語り口で、深いテーマを語っています。 子どもも親も、いっしょに楽しんでほしい1冊です。 amazon

アーキテクチャの生態系: 情報環境はいかに設計されてきたか

mixi、2ちゃんねる、ニコニコ動画、ケータイ小説、初音ミク…。なぜ日本には固有のサービスが生まれてくるのか。他の国にはない不思議なサービスの数々は、どのようにして日本独自の進化を遂げたのか。本書は、日本独自の「情報環境」を分析することで、日本のウェブ社会をすっきりと見渡していく。 amazon

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

仕事に没頭することが「天命」であり、神に選ばれた証であるとするプロテスタンティズムの「職業倫理」が、資本主義の「精神」へと転化し、近代資本主義を生み出していく歴史のダイナミズムを論証した社会科学の古典。 amazon

15.青春は,むずかしい

さよならミニスカート 1

SNS上で話題沸騰‼メディアや著名人からも大反響。 このまんがに、無関心な女子はいても、無関係な女子はいない。 その日、彼女は「女の子」をやめた―――。 女子で唯一、スラックスで通学する仁那(にな)が抱える秘密とは。衝撃のドラマが幕を開ける。 amazon

ちーちゃんはちょっと足りない

成績、お金、恋人、友達、いつも何かが足りない気がする中学2年生女子のちーちゃんとナツ。2人はクラスの中で成績優秀な友達・旭や、学級委員に助けられながらも、普通の日々を送っていた。そんなある日の放課後、事件は起きた。 amazon

聲の形(1)

お前なんかに出会わなきゃよかった。 もう一度、会いたい。 週刊少年マガジン掲載時に、空前の大反響を巻き起こした衝撃作。待望の単行本1巻発売! amazon

16.他人ひととの関係

ママゴト 1

「いってきます」も「だいすき」も、はじめてでした。 心の底に抱えた悲しい過去から自由になることができないスナックのママ・映子。 彼女の元に無理矢理預けられた純真無垢な少年・タイジ。 ちぐはぐなふたりの、たどたどしい生活のはじまりはじまり。 amazon

違国日記 1

「へんな人と 暮らしはじめた。 お父さんとお母さんが 死んだので。」 35歳、少女小説家。(亡き母の姉) 15歳、女子中学生(姉の遺児)。 不器用女王と子犬のような姪が おくる年の差同居譚。 手さぐり暮らしの第1巻! amazon

嫌われる勇気

本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょう―。 amazon

17.よく生きるとは

暇と退屈の倫理学 増補新版

「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。 生きることはバラで飾られねばならない」 明るく潑剌と、人生の冒険に乗りだすための勇気を! 新版に寄せた渾身の論考「傷と運命」(13,000字)を付す。 amazon

人生を危険にさらせ!

「将来の夢は哲学者」と公言する異色のアイドルNMB48須藤凜々花が、政治社会学者・堀内先生と哲学ガチ授業! 堀内先生から出される「アイドルとファンの食い違いについて」「人工知能との『恋愛』は成立するのか」「子どもは自由か不自由か?」などのお題を、喜怒哀楽も激しく考え掘り下げていく。とことんエンターテインメントな哲学書! amazon

モモ

町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。 amazon

私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。

一般的な学習塾では、予め決まったカリキュラムに生徒を適応させることが重視されています。

私たちにとってもカリキュラムは大切なものですが、勉強を通じて生徒自身が「どう勉強したいか」考えて行動できるようになることが、勉強を楽しむことに繋がり、長期的な学力の向上に貢献すると考えています。

「勉強する力をつけたい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。

この記事を書いた人

坂本 諒

ティーシャル代表。数学、物理、化学などを担当。

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