英単語ターゲット1900の特徴と使い方

ターゲット1900とは

英単語ターゲット1900は長く受験生に愛用されている大学入試英単語集の決定版です。編集部によって大学入試における頻出単語がチェックされ改定されています。(2020年時点の最新は6訂版)

共通テスト(旧センター試験)から国公立2次試験・難関私大レベルの英単語が1900語収録されています。試験に出る順に3つのパートに分かれており、自分の目標や志望校にあわせた勉強をすることができます。見出し語・見出し語の意味・例文の音声は無料でダウンロードすることができます。

また、ターゲットといえばカバーデザインが豊富であることも特徴です。

『全国大学入試問題正解』などを刊行している旺文社から発行されています。

ターゲット1900の特徴

ターゲット1900の特徴をざっくりまとめると以下のようになります。

  • 中心的な意味を強調した「一語一義」主義
  • 段階的に学習できる「パート」×「セクション」
  • よく出るフレーズで覚える「ターゲットフレーズ」

ターゲット1900の基本情報

教材名
英単語ターゲット1900
著者
宮川幸久
出版社
旺文社
サイズ
新書判
ページ数
528ページ
価格
税込1210円(本体価格:1100円)
販売
市販教材

ターゲット1900の構成

単語帳全体の構成

多くの入試用単語帳と同じく、ターゲットの単語は出題頻度順に並んでいます。番号が若ければ若いほど入試によく出ているということですから、前から順番に覚えていきましょう。

1900の見出し語は100語ごと、19のSectionに分けられており、各セクションは動詞・名詞・形容詞・副詞に分かれています。

Part1 常に試験に出る基本単語800語

Section1からSection8までの800語は、難関大(国公立・私立)受験において基本になる単語が集められた部です。まずはこの800語を集中して覚えます。また、受験期終盤や長文の伸びが悪いと思った時には、この部で覚え落としや曖昧な覚え方をしているものがないか立ち返ってみましょう。

Part2 常に試験に出る重要単語700語

Section9からSection15までの700語は、難関大受験において必要な重要語が集められた部です。Part1の800語を覚えることである程度問題が解けるようになるはずですが、Part2の単語をしっかり覚えることで、さらに自信を持って問題に答えられるようになるでしょう。

Part3 ここで差がつく難単語400語

Section16からSection19までの400語は、カバーしておくことでさらに解答に自信がつく単語たちです。これまでの単語に比べると出題頻度は下がるとはいえ、出てきても全くおかしくない単語です。

Section15までの単語を覚えてきたのであれば、知らない単語が出てきても文脈類推力がかなりの程度ついているはずですが、難関大に挑むためにはしっかりと覚えて試験に臨みたい単語です。

索引

巻末には索引がついており、ターゲットを辞書のように使うことができるようになっています。入試問題を解いていて知らない単語が出てきたとき、辞書の代わりにひくことで、入試頻出かどうかを確かめることができます。

紙面構成(単語一つ一つの情報)

単語ひとつひとつについては、次の情報が載っています。

  • 見出し語と中心的意味
  • 派生語と派生フレーズ
  • 例文とその和訳

見出し語と意味

覚えるべき単語です。発音記号が載っているので、確認に役立ちます。アクセントや発音が入試で問われやすい単語にはマークがついているのもとても便利です。

訳語は一語につき中心的(=入試で覚えておくべき)意味を載せているので、まずはこの意味を覚えましょう。

派生語・派生フレーズ

覚えておくとよいフレーズや派生語が載っています。(例:civil→civilize, civilization, etc)
取り組むのは中心的意味をある程度覚えられてからで大丈夫です。

例文とその和訳

訳語だけではイメージが湧きにくい場合や、他の語との区別がつきにくい場合は、例文をみて使い方・ニュアンスをつかみましょう。例文はオリジナルで、コロケーションや単語の意味をイメージしやすい語の組合せを含みます。ターゲットとなる単語は赤字で印刷されており、付属のシートで隠してテストすることが可能です。

ターゲット1900の難易度

共通テスト(旧センター試験)から国公立2次試験・難関私大レベルをカバーしています。

どんな人におすすめか?

GMARCH以上の難関私立あるいは国公立を目指す人

公式で述べられている通り、ターゲット1900は共通テスト〜国公立二次・難関私大に対応した単語帳です。共通テスト利用型試験を受ける人および国公立、難関私大にのぞむ人の選択肢として第一にあげたいものです。

基礎的な高校英単語をある程度覚えている人

ターゲット1900は上述の通り難関大のための単語集ですので、高校英語で基礎的と見なされる単語は省かれています。英語の定期試験において、いわゆる進学校なら平均点に達している人、中堅高ならば8割くらいを取れている人には、ターゲット1900をおすすめしたいです。

ターゲットシリーズのレベル感については、特設サイトにわかりやすく掲載されています。

装丁にこだわる人

好みは分かれるかもしれませんが、個人的には2012年から始まった特装版のデザインがとてもかっこいいと思っています。使ううちに意識しなくなってしまうかもしれませんが、装丁に好みがある人や洒落たカバーデザインで気分があがる人には、こちらをおすすめしたいです。デザインも毎年変わっているようです。

ターゲット1900の使い方

1日のノルマを決め、忠実に繰り返す

単語学習においてもっとも大切なのは習慣化と継続です。楽器やスポーツ、その他の芸事においても「1日サボると3日分の勘が鈍る」ということが時折言われますが、そんなイメージを持って望んでもらいたいです。ターゲットの場合は1セクションが100個と非常にキリのよい数字で区切られているので、これを利用して1日のノルマを決め、毎日繰り返して習得していきましょう。

はじめは見るだけ

何度か書いている通り、難関大を目指す単語集ですので、見知らぬ単語がほとんどと思います。赤シートで隠せるようになっていますが、最初はテストするのを控え、見るだけを繰り返しましょう。これは心が折れるのを防止するためです。ある程度覚えられた、あるいはそのセクションを3〜4周するなどそれなりに覚えてきたら、テストをするようにしましょう。

テストや長文演習も行う

上で述べたことをすぐに否定するようですが、見ているだけ・・では単語は絶対に定着しません。また、単語は単語集だけで覚えるものでもありません。英語入試は究極的には長くアカデミックな文章、つまり「長文」を読めるようになることが目標です。実際に長文問題も解いてみましょう。総合的に覚えた知識は身につきやすいものです。

テストの方法について

単語帳でテストをする際、覚えていなかったものはリストにして英語だけを書いておくと、終わったあと自動的にもう一度テストできるようになります。アプリでやれば不要な作業ですが、紙の本で勉強したいという人にはおすすめの方法です。

ターゲット1900で勉強するときの注意点

初めから全てを覚えようとしない

Part2やPart3は、Part1がある程度身についてから進みましょう。一度に全てを覚えようとしないこと。難関大を目指す場合は高難易度に早く進みたいかもしれませんが、焦らないことが大切です。

順番や配置で覚えていないか注意する

「◯◯の次は××」や「このページのここにあるのは△△」となっていないか注意しましょう。「覚えること」そのものが目的化するとこうなります。特に、単語帳ではできるのに、テストになるとできないという人はこの点に気をつけてください。

紙の本に印刷されている以上、順番を入れ替えるのは不可能ですが、スマートフォンのアプリを使うことで簡単に順番を入れ替えたテストが可能です。ぜひトライしてみてください。

ターゲット1900と併用したい参考書や問題集

  • 英単語ターゲット1900実戦問題集
  • 英熟語ターゲット1000

ターゲット1900の前に取り組むべき問題集

  • ターゲット1200
  • ターゲット1400

ターゲット1900の代わりに使える問題集

  • システム英単語

この記事を書いた人

片岡 正義

主に国語・英語を担当。言語を理解する上での「からだ」と「あたま」の双方から楽しみを感じられるような授業をしたいと思っている。

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