『これならわかる!ナビゲーター世界史B』の特徴と使い方
ナビゲーター世界史Bとは
受験世界史における定番の参考書です。
世界史の学習において流れを理解することは最も重要なことです。この教材はポイントを絞ってわかりやすく、かつ丁寧に世界史の流れを教えてくれます。
難関大を目指す人、GMARCHを目指す人、世界史を得意科目にしたい人、共通テストで高得点を取りたい人、授業で世界史を習っている高校1・2年生など世界史を勉強する多くの人にお勧めできます。
大好評のナビゲーター世界史に新課程版登場!
「わかりやすさ」「十分な詳しさ&確かさ」「スピーディーな完成」の3つを満たす、受験世界史の決定版。教科書の新課程版にも対応した新版。
山川出版HPより
ナビゲーター世界史Bの特徴
ナビゲーター世界史Bの特徴をざっくりまとめると以下のようになります。
- 口語体なので読みやすく、わかりやすい
- 知識のアウトプットがしやすい問題集付き
- GMARCHレベルの単語量
ナビゲーター世界史Bの基本情報
- 教材名
- これならわかる!ナビゲーター世界史Bシリーズ(全4巻)
- 著者
- 鈴木敏彦
- 出版社
- 山川出版社
- サイズ
- A4判
- ページ数
- 236
- 価格
- 税込1100円(本体価格:1000円)
- 販売
- 市販教材
ナビゲーター世界史Bの構成
シリーズは全4巻で以下のように構成されています。
- 第1巻:先史〜中世ヨーロッパ史の徹底理解
- 第2巻:アジア史・古代〜18世紀の徹底理解
- 第3巻:近世の始まり〜19世紀の徹底理解
- 第4巻:帝国主義〜現代史の徹底理解
各巻は地域の歴史ごとに章立てされていて、1巻につき15章ほどで構成されています。
時系列順にどんなことが、どんな流れで起こったかが口語口調で語られます。必要に応じて地図や写真が載せられていて本文の理解を助けます。
章の初めにポイントが3〜4つに絞ってまとめられており、各章の要点を簡単に理解することができます。重要な用語は赤太字と黒太字の2種類で色分けされているため、何が重要な用語かを視覚的に判断しやすくなっています。
各巻に小冊子で穴埋め式の問題集がついています。簡単に復習ができ、インプットに最適なアイテムとなっています。
(問題集の使い方については「教材の使い方」のセクションで後述します。)
ナビゲーター世界史Bの難易度
共通テストレベルから難関大に通用するレベルの用語量が収録されています。
問題集では共通テストレベルの用語が穴埋めの形式で問われています。
どんな人におすすめか?
これから世界史の勉強を始める受験生
受験世界史で流れの理解は必須です。本書で理解を深めてから問題演習や知識固めに入りましょう。早い段階でこの参考書を読み切ることをお勧めします。2〜3ヶ月で4巻読み終わることが理想です。
世界史を苦手とする人
世界史を苦手とする原因は流れを理解していないからということが多いです。まずは本書を読み込んで基本的な流れを理解すると、世界史が得意科目に変わるかもしれません。「教材のポイント」でも挙げましたが、教科書よりも読みやすいのでぜひ取り組んでみましょう。
ナビゲーター世界史Bの使い方
世界史を1から自分でやろうと思っている人
本書を読み込む
学校や塾などで世界史の授業を受けていない人は本書をしっかり読みこんで流れを把握しましょう。最低でも3〜4周読むと定着しやすくなります。
一周目はまず、出来事や流れを把握しましょう。
二周目からは出来事が起こった原因やその後どうなったのかという点に注目して読みましょう。
三周目以降は二周目までに確認した事柄を自分で説明できるかどうか試しながら読み進めていきましょう。地域名や人物名、年号など細かいところを読みながら覚えることが大切です。
問題集を解く
流れが理解できたら、細かい知識をつけるために問題集を利用しましょう。問題集は共通テストレベルの単語の穴埋めとなっています。
1章ごとに1日3回はやると定着が早くなります。
授業などで世界史に触れる機会がある人
本書を読み込む
世界史を学校や塾で教えてもらっている人は授業内容と合わせて本書を読みましょう。授業で得た情報を本書に書き込むこともおすすめします。
問題集を解く
授業があったその日に該当箇所をやることをお勧めします。その日のうちに復習という形をとると定着しやすくなります。
問題集のより効率的な使い方
最後に、筆者おすすめの問題集の使い方を紹介します。
それは自分で問題を考え、それと答えを問題集に書き込みむという方法です。
穴埋めと同時にそれに答えていくことで追加で情報を覚えることができます。書き込みの内容は説明部分で黒字になっていること、大事だと思ったことや他の参考書の情報などです。散らばっている有効な情報を一冊に集めることはとても大事なことだと思います。
自分だけの問題集を作って何度もやりましょう。
ナビゲーター世界史Bで勉強するときの注意点
ナビゲーター世界史シリーズは各国の歴史ごとに章が分かれているため、各国の歴史を横に繋げて把握することが難しくなっています。歴史を横につなげるということは、例えば「ヨーロッパで第二次世界大戦が起こったときに中国はどんな時代だったのか」ということを把握することです。
横の繋がりを理解することは世界史で高得点を狙うためには必須です。年号を十分に意識しながら学習することが本書を利用する上で大切になります。
ナビゲーター世界史Bの代わりに使える問題集
- 『時代と流れで覚える!世界史B用語』
ナビゲーター世界史Bの後に取り組むべき問題集
- 『斉藤の世界史B一問一答 完全網羅版』
- 『山川一問一答世界史 第3版』
- 『世界史用語集 改訂版』
私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。
受験をはじめとした勉強において、固定的なカリキュラムや決まった勉強方法に生徒を適応させることに意識が向きがちです。
私たちはそれらを大切にすると同時に「生徒」を中心とした学習方法を提案し実践することが、生徒が勉強を楽しむことに繋がり、学力の向上につながると考えています。
「自分に合ったやり方で勉強したい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。