フィンランドの映画のはなし

そういえば、というかツイッターを見ていて気が付いたのですが、フィンランドといえばアキ・カウリスマキがいるではありませんか。
カウリスマキは、フィンランドの映画監督です。御年59歳なので、映画監督としてはもうベテランって感じでしょうか? 一番最初の映画は、1960年代とかに撮っていたかな(調べたら間違ってた)。アキ・カウリスマキのコーナーとか、あるTSUTAYAもありますよ。有名な映画は、『過去のない男』『街の明かり』『浮雲』かな? カウリスマキがなんで日本で有名かというと、もちろん作品が面白いというのもあるし、あとは小津安二郎という、ふるーい日本の映画監督に影響を受けた、と言っていることも重要、だと思います。
小津安二郎『学生ロマンス 若き日』
カウリスマキ『愛しのタチアナ』
カウリスマキの映画は、音楽がないです。あの、主人公が銃で撃たれたときに、ばーん、つらい、みたいな音楽。が、ない。主人公が女に振られても、無音。ドアを開けても、無音(ガチャ、シーン)。「殺してくれ、あいつを」みたいなことを言ってても、無音。悪役にどでかいアンプ(スピーカー)をぶんなげても、むしろなんか関係ないパンクの音楽なりっぱなし。
『コントラクト・キラー』という映画では、無音の情景に、いきなりバーで演奏が始まる、みたいなシーンがあります。そこがとてもいい。歌っている歌手は、実際に歌手で、クラッシュというバンドのボーカルだったりします。
カウリスマキ自身、確か音楽がすきなんですよね。自分でもバンドをやっていたんじゃなかったかなあ。
さて、そんなマルチなカウリスマキ監督の出身である、フィンランド。を含めた、ヨーロッパ(EU)の映画祭がやります。そこで、カウリスマキの映画は流れないけれども、いまの、新時代の、映画監督の作品がたくさん流れます。遠いけれども、行ってみたら、新しい発見があるかも。フィンランドからは2つ、かな?映画が出てるみたいですね。
ということで、フィンランドと映画、というタイトルで語ってみました。今週と、来月にもう一回、Tcialでフィンランド報告会もあるので、ご興味ある方はぜひ!ではでは~