『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の特徴と使い方
斎藤の世界史B一問一答とは
受験生に大人気のベストセラー『世界史B一問一答』(東進ブックス)が出版社を学研に変え、装い新たにパワーアップしさせて出た一冊です。受験で必須である基本的な用語から、難関大にも通用するような用語まで幅広く載っています。
世界史は反復が命。何度でもやり込んで知識を自分のものにするのには最高の一冊です。世界史の流れを学習し終わった受験生はもちろん、定期テストで高得点を取りたい1・2年生にもおすすめです。
斎藤の世界史B一問一答の特徴
斎藤の世界史B一問一答の特徴をざっくりまとめると以下のようになります。
- 難関大に通用する用語数
- 用語だけでなく説明の文章にまで赤字
- 受験で差がつくテーマ史
斎藤の世界史B一問一答の基本情報
- 教材名
- 斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版
- 著者
- 斎藤整
- 出版社
- 学研
- サイズ
- 新書判
- ページ数
- 504ページ
- 価格
- 税込1210円(本体価格:1100円)
- 販売
- 市販教材
斎藤の世界史B一問一答の構成
目次
- 0:先史の世界
- 第1部 前近代
- 1:古代オリエントと地中海の世界
- 2:南アジアと東南アジア世界の成立
- 3:前近代の東アジア世界
- 4:イスラーム世界の成立と発展(7〜13世紀)
- 5:ヨーロッパ世界の成立と発展(4〜15世紀)
- 6:アジア諸地域の繁栄(14世紀〜18世紀)
- 第2部 近代
- 7:近代ヨーロッパ世界の成立(15〜18世紀)
- 8:近代ヨーロッパ世界の拡大と展開(18〜19世紀)
- 9:近代国民国家の発展(19世紀)
- 10:帝国主義とアジア諸地域の民族運動
- 11:2つの世界大戦
- 第3部 現代
- 12:冷戦と現代の世界(20世紀)
- 第4部 特集
- 13:テーマ史・地域史・総合問題
- 索引
虫食いの文
本書は文章中の用語の部分が虫食いになっていて、となりに答えが書いてある形式です。赤シートで隠れるようになっています。
赤シートで隠れる説明文
用語だけではなく、説明の文章も赤シートで隠れるようになっています。そのため細かな知識も覚えられるようになっています。
難易度表示
用語の難易度は以下のように分けられ、3段階で示されています。
- 3:必修レベル
- 2:国公立・中堅私大レベル
- 1:難関私大レベル
チェックボックス
自分がどこを間違えたのか何回やったのかがわかるようにチェックボックスが用意されています。
斎藤の世界史B一問一答の難易度
2019年度センター試験&早慶大入試カバー率100%と謳われている通り、共通テストレベルの基礎的な用語から難関私大で問われるような細かな知識まで網羅しています。
どんな人におすすめか?
世界史の流れを理解し終わった受験生
ある程度世界史の流れが頭の中に入っていて、用語を反復して覚えたい人におすすめです。受験世界史は流れの理解が必須です。一問一答に取り組む前に流れを頭に入れてから臨むようにしましょう。
国公立大学を目指す受験生
本書は用語だけでなく説明文中の重要な用語・年号・都市名が赤シートで隠れるようになっています。そのため、隠された部分を埋めて正しい文を作るよう練習することで自然とその用語についての説明ができるようになっています。要点と細かいところが覚えられるので、国公立大学を目指す受験生も使えるようになっていると思います。
細かい知識を覚えたいけどどこを覚えて良いかわからない受験生
上記のように説明文中の内容も覚えられるようになっているので、どの知識を覚えれば良いかがわかります。そのため、志望校のために細かい知識をつけたい受験生はその部分もやり込むといいと思います。
定期テストで高得点を取りたい1・2年生
あくまでも受験用の本書ですが、授業で流れを教わった1・2年生は定期テスト用に反復練習に使うことができます。難易度が低い順に並んでおり、重要度もわかるので定期テストのポイントを抑えることができます。
斎藤の世界史B一問一答の使い方
STEP1:世界史の流れを掴む
一問一答は世界史に初めて触れる人がやるべき参考書としてはおすすめしません。まずは授業や教科書を使って流れを理解してからこの参考書に取り組むことをおすすめします。
STEP2:本書に取り組む
流れが理解できたら本書を利用し知識を深めましょう。
穴埋めの用語
赤シートを片手に繰り返し取り組みます。3秒以内に用語が頭の中に出てくるようになるまでやることをお勧めします。
中堅私大を目指す学生は、☆3を中心に覚え、☆2もしっかり覚えるようにしておくといいです。☆1は合否に関わることはありません。
GMARCH・早慶以上を目指す学生は、細かい知識まで必要です。☆1も完璧に覚えておくと差が付きます。
説明文中の赤字
早慶を目指す学生は出来事を年号や都市名を間違えずに説明できることが不可欠です。赤字を含め覚えておくことをお勧めします。
目安としては一週間に一章以上というのを繰り返すと頭に定着しやすいのでお勧めです。
斎藤の世界史B一問一答で勉強するときの注意点
年号や流れに注意
一問一答の欠点としてやり込んでいるとついつい年号や流れを忘れがちになります。しっかり他の参考書や教科書を使って定期的に振り返るようにしましょう。筆者は自分で年号や流れを書き出して自分で説明できるようにしていました。
地図も確認
一問一答には様々な用語が出てきます。その中には都市名や国名も多数あります。ただその用語を覚えるだけではなく、実際に地図を見て把握した方が覚え易いです。また、難関校に限らず、共通テストでも地図の知識が必要になります。そのためしっかり把握しておくことをおすすめします。
斎藤の世界史B一問一答と併用したい参考書や問題集
- 用語集
- 資料集
斎藤の世界史B一問一答の前に取り組むべき問題集
- 『ナビゲーター世界史B』
- 『時代と流れで覚える!世界史B用語』
私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。
受験をはじめとした勉強において、固定的なカリキュラムや決まった勉強方法に生徒を適応させることに意識が向きがちです。
私たちはそれらを大切にすると同時に「生徒」を中心とした学習方法を提案し実践することが、生徒が勉強を楽しむことに繋がり、学力の向上につながると考えています。
「自分に合ったやり方で勉強したい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。