【怖い話】問題文なんて誰も読んでいない

映画シャイニングに関するクイズ

こんにちは。坂本です。

ティーシャルでは緊急事態宣言が発表された頃から、毎日月〜土にオンライン朝の会を行なっています。

朝の会では、その日のやりたいことの宣言とともに、ちょっとしたクイズをしています。今回は、その朝の会のクイズで起こった「怖い話」をします。

誰も答えられなかった5/22のクイズ

クイズのネタは、日付に関連したものやスタッフが日常生活の中で気になったものなどをネタにつくっています。

5/22はホラー映画の名作『シャイニング』の主演俳優の誕生日だったため、以下のようなクイズをつくりました。

映画シャイニングに関するクイズ
5/22のオンライン朝の会で出題されたクイズ。問題文を読めば答えはわかる。

学生には難しいよね、だからヒントをつけました…。

『シャイニング』は名作とはいえ1980年の作品。小中高校生には、難しいクイズだと思います。(映画に明るくない僕も『シャイニング』を知ったのは、成人してからでした。)

だからヒントをつけ、「問題文をよく読んでね。」と念押ししておきました。

この記事を読んでいる皆さん、答えはわかりましたでしょうか?(ちなみに映画や俳優のことをほとんど知らなくても正解することができます。)

誰も正解できなかった。

いや、答え書いてあんじゃん!」と思った方、その通りです。

正解は「ジャック・ニコルソン」です。

さて、その日の朝の会参加者の中でこのクイズに正解できた人は…、一人もいませんでした。

答えを発表した時の反応は

  • 「ジャック・ニコルソンは俳優名だと思わなかった。」(2割)
  • 「それ(ジャック・ニコルソン)が答えなの⁉️」(4割)
  • 「ジャック・ニコルソン?そんなのどこに書いてあった⁉️」(4割)

という感じでした。「ジャック・ニコルソン」という文字が画面内に存在していることに気づいていない人が結構多かったのです。

誰も問題文を読んでいないという事実

僕はここで、問題文を読めなかった生徒の集中力や能力を批判したいわけではありません。

そもそも、オンライン朝の会の参加者は授業やテストの時のように、緊張感のあるモードで参加しているわけではないですし、デバイスが小さかったり通信環境が悪かったりして画面が見えないとかあるでしょう。

普段の勉強でも問題文読めてなくない?

でもじゃあ、テストの時や自習の時に問題文が読めているかというと、確かにみんな問題文読めてないです。

「え、問題文くらいは普通に読むでしょ。」と思った方。甘いです。生徒は驚くほど問題文を読んで(読めて)いないです。(生徒といってもひとくくりにできないのはわかっています。データとかなくてすみません。)

生徒が質問に来たときには適当に「なるほど、では問題文をもう一度読んでみようか。」といえば済むんじゃないかって思うくらいです。

みんなあまりにも問題文を読まないのでこんなブログを書いたりもしました。

みんな、マジで問題文読んでお願い。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

大規模な調査の結果わかった驚愕の実態―日本の中高校生の多くは、中学校の教科書の文章を正確に理解できない。多くの仕事がAIに代替される将来、読解力のない人間は失業するしかない…。気鋭の数学者が導き出した最悪のシナリオと教育への提言。 amazon

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私たちにとってもカリキュラムは大切なものですが、勉強を通じて生徒自身が「どう勉強したいか」考えて行動できるようになることが、勉強を楽しむことに繋がり、長期的な学力の向上に貢献すると考えています。

「勉強する力をつけたい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。

この記事を書いた人

坂本 諒

ティーシャル代表。数学、物理、化学などを担当。

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