相手の「分かった」が分かる?

みなさんこんにちは。片岡です。

今回はちょっと昔を振り返ってみようと思います。塾講師を始めたころの話です。

教え始めたころのこと

塾で教えるという仕事を始めたのは大学二年生の頃だったと思います。アルバイトでした。

このころは算数・数学を教えるということもしていました。難しかったのですが、教えるうちになんとか教え方もわかって来て、一人の生徒には数学を好きになってもらえるところまで行きました。

この時のことはよく覚えていて、夏休みに苦手だった割合(水溶液の割合だったと思います)の問題の類題を自分で作ってやらせてみたのです。

どうやったのか忘れてしまいましたが、いつも出てくるたけしくんや塩水や陸橋を渡る新幹線では退屈かなと思い、題材にポケモンや他の何かを入れてみたのを覚えています。

「なんでポケモンなの?」と突っ込まれましたが(そしてポケモンだからといってそんなに喜んでいる風でもありませんでしたが)、それなりに興味を持ってくれて、また、その時間中に「わかった!」という感じを得てくれたのを覚えています。それ以降、なんとなくですがその生徒は数学が好きになっていって、定期テストでも90点台など高得点を取ってくることもありました。

生徒の「分かった」が分かる瞬間

ものすごく自画自賛していますが、もちろん、「私の教え方が良かった”から”、その生徒が数学を好きになった」のかは誰にもわかりません。私にもわからないですし、そもそもその生徒が「数学を好き」になったのかも本当のところはわかりません。でも、確かにその時は、「あ、今この子は分かった」という感じがありましたし、その後点数はすごく低くなるということはなかったと記憶しています。

不思議なものなのですが、生徒が「分かった!」と思うときに、「この子はいま分かった」というのがはっきりと分かる瞬間があります。これは教える職業の醍醐味みたいなもので、これがあるから私はこの職業を選んでいるのかもしれません。なんとも言えない不思議な感覚で、個人というものを何かが超えていく、何かが浮き出ていくような感覚です。

いささか非科学的なことを書いてしまいましたが、授業ではいつもきちんと問題集を解かせていますのでご安心ください。夏からのお申し込みも大歓迎です。また、現在不定期ですが日曜日に学習カウンセリングというものを行なっています。塾に行かせるかどうか、学習(勉強)に関するお困りごとや気になることをなんでも話してもらえる場にしたいと思っています。ご興味がありましたらお立ち寄りくださいませ。

次回学習カウンセリング予定:7/2(日)

私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。

一般的な学習塾では、予め決まったカリキュラムに生徒を適応させることが重視されています。

私たちにとってもカリキュラムは大切なものですが、勉強を通じて生徒自身が「どう勉強したいか」考えて行動できるようになることが、勉強を楽しむことに繋がり、長期的な学力の向上に貢献すると考えています。

「勉強する力をつけたい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。

この記事を書いた人

片岡 正義

主に国語・英語を担当。言語を理解する上での「からだ」と「あたま」の双方から楽しみを感じられるような授業をしたいと思っている。

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