徹夜の極意
テスト勉強の取り組み方によって、人は2つに分けられる。
1つは1週間くらい前から勉強の計画を立ててこつこつと勉強し、試験の前夜はぐっすりとよく睡眠を取るタイプ。そしてもう1つは、テスト前夜に一気にスパートをかけて、時には睡眠を犠牲にすることも厭わないタイプ。前者の方が効率がいいのだからそうすべきではあるのだが、後者のようなタイプの人は多いのではないだろうか。筆者はもちろんそうだ。
この記事では、徹夜のプロである筆者が、試験前の貴重な一夜を最大限に有効活用するための極意を読者諸君に伝授しようと思う。
エナジードリンク
徹夜をするにあたり最も避けなけれればならないことはなんだろうか。それは、もちろん寝落ちすることである。
そんなときに私達に翼を授けてくれるのこそエナジードリンクだ。これを体に投入することで眠気は去り、徹夜の成功はより盤石なものとなるだろう。
ところで、エナジードリンクの選び方に関して注意することがある。徹夜のときに飲むものなら、味よりもカフェインの含有量を見るべきだと主張したい。非常事態に味の好みを重視するのはナンセンスであり、やはり徹夜を完遂することに主眼を向けるべきなのだ。
では具体的にどのエナジードリンクを選ぶのがよいのだろうか。
筆者のおすすめは、巷で魔剤と持て囃されているモンスターエナジーシリーズだ。これの350ml缶には140mgのカフェインが含まれており、これはレッドブルの250ml缶に含まれるものの約1.8倍になる。
一般的に販売されているエナジードリンクではかなり多い。味も悪くなく、というかかなり美味しく、期間限定のフレーバーも頻繁に出るので飽きが来にくいのも嬉しいところ。魔剤と呼ばれるわけである。
BGM
エナジードリンクを飲んだら、次はBGMをかけてみよう。雰囲気から入るのが重要だ。
勉強に集中できそうなヒーリング系の環境音やクラシックをかけるのがよいと思いがちだが、ここは自分の好きな曲でいこう。各々色々好みがあるだろうが、やはりテンションの上がる曲が良い。ヒップホップなんて流した日には魔剤との相乗効果でテンション上がりすぎて眠気が吹き飛ぶこと請け合いである。
ただ時間が時間なのでイヤホンかヘッドホンで聞こう。深夜の騒音はだいぶ迷惑なので。壁ドンされるよ。
勉強法
環境を整えたらいよいよ勉強に入ろう。
徹夜で勉強をするうえで肝心なのは、全部を完璧にしようと思わないこと。何を勉強して何を切るか取捨選択しなければ、全てが中途半端に終わってしまいかねない。
何を勉強するかは人によりけりだが、一般的には暗記教科の重要事項を頭に叩き込むのがベターだ。理系科目は十分に理解すれば点数が取りやすいものの、ただ表面の知識をなぞるだけではあまり点数が望めないことが多い。とはいえ、ノー勉でいくのは流石にリスキーなので、公式くらいは暗記しておこう。
勉強すべき教科の科目と分野をリストアップして優先順位をつけ、それが高いものからこなしていけるとよいが、そこまで自己管理できる人は多分徹夜しないだろう。
気分転換
夜10時から勉強を始められたとして、完徹して朝7時まで勉強したとなれば総時間は実に9時間!この時間ぶっ続けで勉強できる人はなかなかいない(し、そんな人は多分徹夜しない)のではないだろうか。
そんな時は一旦気分転換してみよう。SNS、ネットサーフィン、ゲーム、夜食等々、なんでも良い。ここで大事なのは、何分でやめるか予め決めておくことだ。10分くらいが妥当か。30分を超えたらそれはもう気分転換とは言えないかもしれない。
最悪なのは気分転換中に寝落ちすること。横になってSNSしていたら寝落ちして翌朝は絶望の起床・・・というパターンは誰しもが通る道だろう。
仮眠
勉強しようにもあまりにも眠くなってしまったら、軽く仮眠を取るのも手だ。実際、20分くらいの仮眠を取ると眠気が軽くなり勉強の効率も上がる。
ただ、時間を決めてアラームをセットしておくのがここでも大切だ。起きれないのは本当に怖いのでアラームは4回くらいセットしておきたい。仮眠のつもりが本眠になってそのまま朝を迎え翌日の試験は大爆死という事例は枚挙にいとまがない。
最も重要なことは
ここまで様々な方法を伝授してきたが、ここで最も重要な事実を伝えたいと思う。
それは、事前に勉強しておいて徹夜しないことが最も効率が良いということだ。
私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。
受験をはじめとした勉強において、固定的なカリキュラムや決まった勉強方法に生徒を適応させることに意識が向きがちです。
私たちはそれらを大切にすると同時に「生徒」を中心とした学習方法を提案し実践することが、生徒が勉強を楽しむことに繋がり、学力の向上につながると考えています。
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