中学生・高校生の定期テスト対策

定期テストの勉強法〜準備編

英単語のラーニング

1. 定期テスト対策の準備

テスト勉強を始めてみたときに、勉強内容そのもの以前のことでつまずいている人、意外と多いです。

「試験前日になってこれまで勉強していたところが実は範囲ではなかったorz」

とならないためにまずは準備から始めましょう。

1-1. いつからはじめるか

テスト勉強は2週間前から始めるのが基本です。
2週間前から始めればわからないところを理解し、得点できるレベルまで練習する時間を持てるでしょう。

じゃあ、だれでも2週間からはじめればokかというと、かならずしもそういうわけではありません。いつはじめるべきかは、どういう結果を得たいかによって変わってきます。

あなたは平均点をとりたいのか、それとも満点を取りたいのか。
あなたが平均点を取りたいとして、あなたの学習状況がどうか私にはわかりません。今回の試験範囲の前提となる単元ができていないのなら1ヶ月前から始めるべきですし、学校の授業で内容を理解できているのであれば3日前からやっても間に合うでしょう。

でもいきなり目標点とそれに必要な学習内容を見積もるのは、けっこう難しいです。
そういうときは、ひとまず2週間を目安に始めてみましょう。

1-2. 日程、範囲の確認

さて、目標を決める前にテスト日程と範囲の確認を行いましょう。

テスト日程はほとんどの学校で年間行事予定表に載っています。科目ごとの日程は出るのは試験が近くなってからになることが多いのですが、まずは年間予定表で試験日程を把握しておきましょう。

中学校なら1週間くらい前になると試験範囲表が配られることが多いと思います。
高校生であれば科目ごとに先生から伝えられることが多いかと思います。

この試験範囲、テストの2週間前までに配られないことがほとんどで、試験直前になっても配られないということも結構あります…。

では試験範囲が配られないと試験勉強ができないかというとそんなことは全くありません。

まず、今回の試験範囲は基本的に前回の試験範囲の次〜今学習している単元+数回の授業で学習する範囲になるはずです。

前回の試験範囲なんか忘れちゃったという人も授業ノートを見たり、クラスメイトを頼ればわかりますよ!

もちろん前回の試験範囲、あるいはこれまで習った単元も範囲にするということはあります。

また、テスト直前になって授業を爆速で行い、ほとんど解説なしに習ったことにしてしまうこともあります。

だけど、そのために神経質になってしまうよりは目の前のできることにフォーカスし、勉強を始めてしまうのが良いのではないでしょうか。

1-3. 目標設定

科目ごとに目標点を決めましょう。全教科決めにのが難しければ特定の科目だけでも構いません。

また、勉強を進めていく中で修正が必要なこともあります。神経質になりすぎず、しかしSMARTの法則に則って決めましょう。

目標を決める一番のメリットが、やらなくてもいいことがわかるということです。

経験上、テスト勉強が苦手な人ほどテスト範囲の全部をやらなきゃと考えて何をやれば良いのかわからなくなっています。

そうではなく、何をやるかではなく何を捨てるかと考えることで逆説的に何をやるべきかが明確になります。

1-4. ノートやプリント・問題集を揃える

次に範囲になっている教材を揃えます。
教科書、ノート、配布プリント、問題集の4つが揃えば基本はokなのですが、この中で特に注意したいのが配布プリントや問題集の解答です。

これらの解答および解説がきちんと手元にあるかチェックしましょう。
解答・解説のない問題集を解くのは全く意味がありません。

無くしてしまったものがあれば、コピーしてもらうなり購入するなりして手に入れましょう。

兄弟や先輩を頼りに、試験の過去問も手に入れたいところです、それが難しくても前回の試験だけでも用意しておきましょう。

私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。

一般的な学習塾では、予め決まったカリキュラムに生徒を適応させることが重視されています。

私たちにとってもカリキュラムは大切なものですが、勉強を通じて生徒自身が「どう勉強したいか」考えて行動できるようになることが、勉強を楽しむことに繋がり、長期的な学力の向上に貢献すると考えています。

「勉強する力をつけたい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。

この記事を書いた人

坂本 諒

ティーシャル代表。数学、物理、化学などを担当。

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