英語の勉強効率を「5倍」にするための音読3ステップ

音読

こんにちは、桜井です。

今日は英語の勉強効率を「5倍」にするための秘訣を教えます。「5倍」というと、「盛ってるんじゃない?」と思うかもしれませんが、あながち盛っているというわけでもないですよ。

なぜ音読で効率が上がるか

文字を目でみる視覚情報だけでなく、「耳から取り込む音声情報」も活用するからです。

なるべくたくさんの感覚器官(目、耳、口など)を使うのが暗記のコツです。

ついでに、英語でいえば正しい発音も分かるのでリスニングにも強くなる。一石二鳥どころではありません。今すぐ英語の勉強に取り入れてほしいです。

用意するもの

今使っている教材でかまいません。

学校の教科書、単語帳・・・なんでもOK。

ただし!CDがついているものにしてください。

CDはなくても効果はありますが、あるとさらに効率が良くなります。

何を読めばいいの?

日頃の勉強にプラスされちゃうのかあ、と思う必要はありません。むしろ今やっている勉強が楽になります。

音読をやるのは、今使っている教材の、今日学校や塾で学んだところでOK。音読のために新たに範囲を増やす必要はありません。

今日学校でやったリーディングテキストの部分、次に単語テストに出される単語帳の範囲・・・といった指定の仕方でいいです。とにかく、今既にやっている勉強を邪魔しないように設定すること。それが習慣化させ、成果をしっかりと出すコツです。

ステップ1:リピーティング(繰り返し)

さて、早速始めます。

教材を開いて、そこに対応するCDのトラックを再生します。

そうすると英文が読まれます。

そこで一旦止めて、同じところを自分でも読んでみましょう。

この時、できるだけ「CDから聞こえる音をそっくりそのまま真似る」ことを意識してください。

はじめのうちは本に書かれている英文(スクリプト)を目で追いながらでOK。慣れてきたら本から目を離して耳だけを頼りにやってみましょう。

ネイティブの英語発音って、日本人が真面目に真似するのは恥ずかしいことがあります。

「トマト」は正しくは「トゥメイトゥ〜」という感じなのですが、これを真面目に学校の教室などで発音すると、笑われてしまうという悪しき文化があります。

音読はどうしてもうるさくなってしまうので、自習室などではできず自宅でやることをオススメしますが、自宅なのだから恥ずかしがらずにアメリカ人にでもなったつもりでノリノリでやってください。それが一番のコツです。

ちなみに筆者は自宅でトム・ソーヤの冒険の冒頭部分、おばあさんがトムを呼ぶところの音読をやっていて「とーお〜むぅ〜!!!」を連呼して親に心配されたことはあります。

ステップ2:シャドウイング(即時追っかけ)

リピーティングができるようになったら、やることのレベルを上げます。

リピーティングのようにCDが読み終わるのを待つのではなく、読まれたそばから自分も読んでしまいます。ほとんど「一緒に読んでいる」というくらいになります。

歩いている人の背後にできている影を踏みながら自分も歩くことを想像してください。すんごいぴったりひっつきますよね。だからシャドウイング。

これもはじめはスクリプトを見ながらで構いません。ただし慣れてきたら目を離しましょう。

ステップ3:ディクテーション(書き取り)

最後は書き取りです。

CDで読まれた英文や英単語を、CDを止めながら紙に書いてみましょう。

口に出して言えれば良かったこれまでと違って、今度はつづりも分からないとうまくいきませんね。ここの狙いはそういうことです。

コツは、とりあえず空欄ばっかりでも書き切ってみること。書き終わってからスクリプトを見て答え合わせをしましょう。

さて、音読のやり方は以上です。

ステップ3つ分を教えましたが、いきなり全てやらなくても良いです。やりやすいリピーティングからとりあえずやってみましょう。

やり方に慣れないうちは時間がかかってしまうこともありますが、慣れてくればスイスイできるようになるはず。

そうなってくるとスクリプトとして使っている教科書や単語帳の理解も進むはずなので、全体として勉強時間を減らしても効果が出るようになります。

ついでに発音も身に付きます。受験全体としてはリスニングがますます重視されつつありますので、リスニング力のアップ目的に絞って音読をするのもアリです。

さらに慣れてきて、発音もしっかり分かるようになったなら、CDを聞かないようにしてひたすら読むのもあり。ただし間違った発音を身につけてしまうのは避けたいので、はじめのうちはCDの発音をしっかり頼ってください。

この記事を読んでくれている生徒がいると思いますが…。

君たちにはテキストに付属してCDを渡していますね。あれが今こそ活躍するときなんだよ!

まとめ

・今使っている教材から、音読に使うものを選ぶ(CDがあるもの)

・音読をする場所も、無理をしないで今日やったとこ、これからやるところ、でOK

・リピーティング、シャドウイング、ディクテーションの3ステップで!

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この記事を書いた人

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