塾の選び方ガイド

いつから塾に通う?塾に通い始めるケース7つ

  • 子供を塾に通わせようと思っているけどこれって早い?遅い?
  • 勉強がわからなくなってきてるのだけれど塾に通うべきか
  • 塾に通う友達が増えてきてちょっと心配になってきた

こんな疑問を持っている学生や保護者の方へ。

この記事ではいつから学習塾に通い始めるかについてまとめました。塾選びの参考にしていただけると幸いです。

通塾率はどれくらいか

通塾率を公立と私立に分けてみていきます。

参照したデータは文部科学省が2年ごとに実施している平成28年度子供の学習費調査(文部科学省) です。

小学生・中学生・高校生の通塾率
小学生 中学生 高校生
公立 37.8% 68.9% 35.4%
私立 69.1% 54.8% 43.6%

公立の場合は高校受験があるため中学生全体の通塾率は7割を超えます。中3だけでなく中2や中1の段階で塾に通う人が多いことがわかります。小学生と高校生はおよそ3人に1人が通っているということになります。

私立の場合は小学生が最も高い通塾率になります。中学受験の影響は大きいです。中学生、高校生は大体2人に1人ほどの割合で全体としては公立より高めの通塾率になっています。

塾に通い始めるケース7つ

ここからは、どんなケースで塾に通塾するかについて私の経験も交えながら紹介します。

1.中学受験の準備

中学受験の準備はいつからはじめるか。

口コミや塾のサイトを見てみると、新3~新5年生から(前学年の2月から)塾に通うケースが多いようです。

早めの対策(新3~新4年生)を勧める理由としては

  • 一定量の学習に取り組む習慣が早く身につくから
  • 大手塾でカリキュラムが組まれているから

などがあり、新5年生からでも十分な理由としては

  • 気力と体力を本番まで持続するのが難しい
  • 習い事をある程度優先することができる

というものがあります。

難関校を目指す場合大手塾のカリキュラムに合わせることは重要なことです。しかし、とりあえずカリキュラムにのせといてダメだったらその時考えるというのは、子供に余計な負担と劣等感を与えてしまう可能性もある。学習の習慣が早く身につくというのはその通りかもしれませんが、だから4年生からより3年生からが良いという理由にはなっていない。

小学生は発達段階の個人差が大きいため、学年は目安程度に考えた方が良いでしょう。

勉強を楽しんでいるか、集中力はもつか、親の顔を伺っていないか、合否にかかわらずやってよかったといえそうかなど子供にとっての視点も大事ですし、同じくらい親がやっていけそうかを考えておくことも大事です。中学受験準備でストレスを抱えるのは子供よりむしろ親ですから。

5年生中盤以降に始める場合

5年生中盤以降に始める場合は個別にカリキュラムを組む必要があります。大手塾の中学受験のカリキュラムは網羅的で量も非常に多いため、特定の志望校に向けて学習する場合は不必要な学習内容も含まれているからです。遅く始めると、選択肢は限られてしまうものの能力・やる気・目標がマッチングすれば合格することは可能です。

2.小学校の算数でつまずいている

小学校高学年の算数でつまずいたことをきっかけに塾に通うケースがよくあります。例えば、分数の概念がわからずに約分や通分ができない、九九がうろ覚え、比や割合の計算ができないなどです。

このケースの場合、学校でやっている学習は理解が難しい状態になっているので学校の授業を受ければ受けるほど、勉強がつまらないと感じることになります。

また、中学校に入ってからも真面目に取り組んでいるのに小学校の内容の理解ができていないために授業がわからなくなってしまう可能性があります。わからないポイントは人それぞれですが、学年を遡って内容から復習しできる、わかる感覚を経験する必要があります。

3.小学生、公立中学生の学習習慣をつけたい

将来の選択肢を増やすために勉強させたい、学習習慣をつくりたいという理由で塾に通うケースがあります。

はじめから特定の目的があるわけではないため、ただ通っているだけにならないように気をつけなければなりません。友人や先生との出会いや出会ったことのない面白い問題等による刺激を通じて、目的や目標をうまく設定できると効果的です。

また、小学生から中学生になると部活や委員会、宿題のレポートなどで体力時間に余裕がなくなってしまう傾向にあります。あれこれ手を出さず、学校や生活習慣が落ち着いてから通塾を検討し始めるのが良いと思います。

4.公立中学生の高校受験準備のケース

高校受験の準備を意識し始めるのは中学2年生頃からでしょうか。とはいえこの時期では内申が高校入試に関係している(神奈川県の場合)というだけで志望校などの目標を持っている人は少数派でしょう。2年生の後半から3年生にかけての模試をきっかけにどんな学校があるのか、どんな違いがあるのかを少しずつ知っていきます。

学習ペースの面で気をつけておきたいのは、公立中学校の授業は中学3年一杯をかけて進むため、受験直前になってはじめて習う単元が存在する場合があるとうことです。しかも、高校受験に出る問題(数学)の中での最も出題されるのは中3の内容です。

そのため多くの集団塾では先取り学習をしています。中3の一学期〜夏休みに入塾する場合は学校の授業と塾の授業の進度の違いに戸惑う可能性があります。入塾前にカリキュラムがどうなっているか、補修の時間や教材があるか相談してみると良いでしょう。

5.自立学習ができるようになりたい

公立、私立を問わず「自立学習の力をつけたい」「勉強のやり方を教えてほしい」といって塾に通うケースがあります。

6.中高一貫生の苦手を克服したい

中高一貫生が特定の科目をなんとかしたいということで入塾するケースがあります。中学1年生の後半〜2年生の前半にかけてや、中学3年生で高校分野に入る時期に多いです。

中高一貫校は学習スピード・課題量ともに多く、ちょっとサボっても余裕だった小学校とは違い、ちょっとした油断で一気にわからなくなってしまうことがあります。

そうすると、ただでさえスピードが早くやることが多い上に遡って復習もする必要が出てくるため非常に大変です。やらなくてはと思っていても、目の前のやることが多すぎると何も手をつけられなくなりさらに悪化するという悪循環が生まれかねません。

塾(というか第3者)の役割としては、そういう時に必要なことは目標を設定すること、やることとやらないことを明確にすることになります。

7.大学受験準備のため

大学受験の準備で塾にいくケースです。多いのは高校2年生の秋から高校3年生の春くらいでしょうか。学校行事や部活の節目で切り替える人が多いようです。もちろん中には高校入学時から大学入試を意識して勉強している人もいます。

大学受験は入試の方法や難易度が学校によって大きく異なり、高校入学時の学力もそれぞれなためいつからというのは明確にし難いです。塾探しのポータルサイトでは早ければ早いほどいいといっている記事もありますが、それをいっていたらきりがないですし、ちょっとポジショントーク感が否めません。

個人的な意見ではありますが、中学の内容ができているかというのは重要な視点だと思っています。私自身の経験(高3の秋から受験勉強を始めた)と指導経験によると、中学の範囲が固まっている人は勉強時間に比例して成績が伸びますが、中学の内容でわかっていない内容がある場合はしばらく成績が伸びない傾向にあります。

その面を考慮して、中学の学習に自身のない人は例えば2年の夏から始めてみるというのはどうでしょうか。

私たちは、横浜にある小さな個別指導の学習塾です。

受験をはじめとした勉強において、固定的なカリキュラムや決まった勉強方法に生徒を適応させることに意識が向きがちです。

私たちはそれらを大切にすると同時に「生徒」を中心とした学習方法を提案し実践することが、生徒が勉強を楽しむことに繋がり、学力の向上につながると考えています。

「自分に合ったやり方で勉強したい」「どうせやるなら勉強を好きになってもらいたい」という方は是非ティーシャルをご検討ください。

この記事を書いた人

坂本 諒

ティーシャル代表。1988年福岡生まれ。大学に進学した2006年から塾講師をはじめ、2013年に個別指導塾ティーシャルを横浜に開校。おもに数学・物理・化学などを担当。

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