塾選びの決め手は?7つのポイントを紹介

塾選びで迷っているあなたへ。

この記事では、まず一般的にどんな条件が塾選びの決め手となっているのか紹介します。
次に通う塾を決めるポイントを7つ(+番外1つ)とりあげ、塾選びの際に気をつけるべきことをまとめました。

みんなは塾選びの決め手は?

みんなは塾を選ぶとき何を決め手にしているのでしょう?yahooの調査を見ると塾を選んだ決め手が、親の視点・子ども視点別にわかります。

親子別塾選びの決め手ランキング

親の塾選びの決め手は以下のようになります。

親の塾選びの決め手(複数回答)
順位 決め手 割合
1位 家から近い 51.3%
2位 費用が適切 38.2%
3位 友人・知人からの評判がよい 30.3%
4位 進路指導が充実している 23.1%
5位 講師の教え方がわかりやすい 23.0%

子どもの塾選びの決め手は以下のようになります。

子どもの塾選びの決め手(複数回答)
順位 決め手 割合
1位 家から近い 38.9%
2位 講師の教え方がわかりやすい 21.5%
3位 友人・知人が通っている(いた) 21.2%
4位 友人・知人からの評判がよい 20.7%
5位 講師の性格がに合っている 23.0%

親・子どもに共通する条件

親子ともに「家から近い」がトップになっています。また、「友人・知人からの評判がよい」も親では3位、子どもでも4位に、「講師の教え方がわかりやすい」は親では5位、子供では2位にランクインしています。

親・子どもで異なった条件

親のみランキングしたのは「費用が適切」(2位)と「進路指導が充実している」(4位)でした。一方、子どものみランキングしたのは「友人・知人が通っている(いた)」(3位)、「講師の性格が自分に合っている」(5位)でした。

どんな条件が決め手となるのか

親は家からの近さ、費用に加えて、評判、進路指導の充実といった様々な要素がを綜合して塾を決めている傾向があるといえます。

一方、子どもは、「友人・知人が通っている(いた)」、「友人・知人からの評判がよい」がともにランキングされていること、「講師の教え方がわかりやすい」、「講師の性格が自分に合っている」がともにランキングされていることから、塾での自身の人間関係で塾を決めている傾向があるといえます。

塾選びの決め手は?7つのポイントを紹介

ここからは塾を選ぶときの決め手となる7つのポイントについて紹介していきます。

7つのポイントは①目的とのマッチング②知り合い・友人がいる③講師の質と相性④システムの柔軟性⑤合格実績⑥家からの距離⑦費用です。

1.目的とのマッチング

学習塾は日本全国に55,000ほどあります。これはコンビニの店舗数とほとんど同じ数字です。塾ごとに指導方針や得意分野が異なりますから、目的とあった塾を選ぶことはとても重要です。

塾に通う目的は、受験の合格、定期テスト対策、学年を遡っての復習、学習習慣をつけるなど様々です。また、同じ目的-例えば高校受験-であっても、受験勉強全体を引っ張って欲しいのか、一緒に考えたり計画できるようになりたいのか、それともわからないところの質問にだけ答えて欲しいのかというように学習プロセスの中で塾にどういうサポートを必要としているのかを明確にしましょう。

このようなことをすることで、保護者・生徒の目的意識が高まるだけでなく学習塾としてもどんなサポートが必要とされているのかがわかり指導がスムーズになるという効果もあります。

学習塾の種類いついてまとめた記事はこちら
学習塾の種類とそれぞれの特徴は?

2.知り合い・友人がいる

「友人が通っている」というのは子供が塾を選ぶ理由によく登場します。しかし、色々なサイトをみると「友達が通っているからといって選ぶのは危険」と言われています。

たしかに、私も友達が通っているからという理由で塾を決めるのは避けた方がいいと思います。

では、友達が通っている塾に通ってはいけないのか、そういうわけではありません。友達が通っているというのはあくまでその塾に興味を持つきっかけとし、何のために通うのかがしっかり考えておけばよいのです。

私自身中学3年生のときに友人が通っているということがきっかけにある塾に入塾したのですが、その友人は私が入塾するタイミングで別の塾に変えてしまいました。しかし結果的にはともに志望校(同じ学校)に合格することができました。

もちろん事前に全てが見通せるわけではありません。塾を探すことで自身の学習を省みる機会ができることが重要です。

結論:友人が通っているというのはきっかけにすのはいいが決め手にはするべきではない

3.講師の質と相性

講師との相性も重要です。生徒は、先生が合っていないと一度思い始めると授業の集中力が落ちてしまいがちです。一度ついてしまった印象は払拭するのが難しく、先生を変えることで対応する必要が出てきます。

一方、生徒が先生を信頼できていると授業に集中できることはもちろん、厳しい課題も前向きに取り組みやすくなり、失敗した時に精神的な支えになったり、進路相談にのってもらったりと学習そのものだけでなく、生活環境全般に良い影響をもたらす可能性が高まります。

しかし、どの塾にいっても相性が悪い、もしくは単に実力不足の講師にあたる可能性があります。体験授業や面談、また通っている人の口コミ等を通じて、講師の質や相性をチェックしておくべきです。

4.システムの柔軟性

授業時間の選択肢や振替制度の有無などシステム面は場合によっては重要です。

単に利便性が高いかどうかだけでなく、そのシステムがあることが子供にとって総合的にプラスになっているかを考えましょう。

例えば授業の振替は便利なものではありますが、規定の授業回数をこなすことが目的ではないということを忘れないようにしておきたいところです。

振替を多用する場合授業は場当たり的なのものになり、成績向上への効果も期待しにくくなります。そもそも、振替が多発するということは勉強へのコミットメントが低いと言わざるをえないケースが多いのです。

部活の予定が不定期であるなど、一部の人にとっては重要だが、それ以外の人にとってはあまり重要ではないといえそうです。

5.合格/指導実績

実績があるということは、その学校に合格するノウハウがあるということです。受験生にとっては志望校が実績に載っていあると安心です。

しかし、その数字には注意も必要です。例えば各塾の合格実績を足してみると合格者よりも多い、高い合格率はトップのクラスだけの合格率であるなど合格実績からイメージされるものと実態は異なるということがしばしばです。

合格実績の数字はあくまで参考とするのがよいでしょう。

6.家からの近さ

家からの近さは塾を選ぶときに、生徒・保護者ともにもっとも重要視されています。
一方で、塾選びに関する記事の多くで「家からの近さで安易に塾を選ぶことはオススメできません」といった趣旨で批判の対象となることもあります。どう考えるのが良いでしょうか。

まず、小学生など送り迎えが必須な場合は、移動時間が短かったり保護者の帰り道にあるというメリットは重要です。これは満たさないと通塾が不可能になってしまうこともあります。

では他にはどんなメリットがあるでしょうか。

次のメリットとしては、まず時間の節約があります。例えば週に3回塾に行くとして、通塾時間が20分違うと一年間で52時間、大体2日とちょっとを節約しているといえます。たしかに52時間あればいろいろなことができます。

しかし私たちはそんなにも時間を節約、有効活用して生きることができているでしょうか。私が受験生をみていて感じることは、移動時間を削ろうとするよりも、もっとインパクトのある改善をすべきだということです。それは例えば問題を解いた後の復習、解き直しをするのような基本的な学習の所作であることがほとんどです。(不安ゆえに食事の時間をゆっくりとらない、という人にも同様のことが言えます。)
多少の通塾時間は休憩時間と考えてみてはどうでしょうか。

さらに、塾が近いと自習に来やすくなるということがいえます。家では勉強しづらくても、自習室やカフェなど場所を変えると集中できると言う人も数多くいます。そうすると学習時間が増えて成績向上に直結する。

これは一見正しそうです。しかし、これも妥当ではないと考えます。

まず、遠くから塾に来ている人の方が長時間自習をしていたり、熱心に取り組んでいるケースが数多くあります。これは塾への移動が学習モードへの切り替えを促している。一度塾に来たら勿体無いので長時間やっていく。ということが考えられます。

場合によっては塾が近くない方が自習にメリットを与えることもあるのです。

結論:近くても遠くてもどちらでも良い(送り迎えを気にしなくていい場合)

7.授業料などの費用・月謝

費用が塾選びをする際の重要な検討材料であることは間違いありません。もちろん塾通いにどれくらいの費用をかけるかということは、各家庭の方針や経済状況にもよりますのでどの価格ならokということはありません。

ひとつ言えるとすると、授業料をオープンにしているかどうかということがあります。授業料を明確にせず問い合わせを促す手法は比較検討する立場としては不便なことに違いありませんし、公表すると何かまずいことがあるといっているようなものです。

結論:授業料をオープンにしているところにする

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番外:面倒見の良さ

面倒見が良いということも重要なポイントです。

では、面倒見が良い塾をはどういうことでしょうか。それは生徒のことを深く理解し、臨機応変な対応ができることです。

  • 生徒、保護者とのコミュニケーションが円滑
  • 講師間での情報共有が十分にできている
  • 正規の授業以外に補習や課題、質問対応、面談、イベント等がある(有料・無料を問わず)

以上のようなことができている塾であれば面倒見が良い塾と言えそうです。

結論としては面倒見が良いというのは重要です。ただし、「面倒見が良い」ということを売りにしている場合は内容が伴っているかどうか面談や見学を通じて確かめるひつようがあります。

この記事を書いた人

坂本 諒

ティーシャル代表。数学、物理、化学などを担当。

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